一四二 ページ45
貴方目線
そういえば、手紙に話したいことがあると書いてあった
聞いて大丈夫だろうか?
A:あの、話というのは?
珠世:そうでしたね、聞いてもらえますか?
A:はい
珠世さんは真剣な目となり、話始めた
珠世:…明後日の今、産屋敷に鬼舞辻無惨が来ます
A:!?
明後日に、鬼舞辻無惨が来る!?
何で分かるんだ?
A:分かるんですか!?
珠世:産屋敷当主が予言したのです
その好機を逃さまいと、私はここに呼ばれました
鬼舞辻無惨を、倒すための薬を開発するために
A:…そうだったのですか
でも、何故私にそれを…?
珠世:…完成した薬を吸収させるには時間が必要です
その為に…悲鳴嶼さんと一緒に貴方に無惨の足止めをしてほしいのです
A:えっ?
私が?なんで?
行冥さんはともかく、なんで他の柱の人たちじゃないの?
A:あの、どうして私が…
珠世:貴方が一番、鬼舞辻無惨に近い力を持ち始めているからです
A:…えっ?
私が、鬼舞辻無惨と…近い力を持ち始めている?
A:ど、どういうことですか?
珠世:少し話の内容が増えますが、大丈夫ですか?
A:えっ、はい…
珠世:定期的に血を提供してもらって、薬の開発に繋げていましたが…
開発と同時に、貴方の事を調べました
その結果をお伝えするためにも、貴方をここに呼びました
A:そう、ですか…
珠世:Aさん
さっき言った通り今、貴方の体は日に日に鬼へと近づいてます
それもかなり濃く…力も速さも鬼と同等になりつつあります
A:…
やっぱり、か…
不死川さんのところで、軽く鬼になりかけていたと炭治郎に言われてたし…
あの違和感…一体化してたんだ
もう私、人じゃないのか…?
珠世:いつ鬼になっても、おかしくありません
A:…そう、ですよね
珠世:そこを狙って貴方をここに呼びました
鬼の血を持ち、呼吸も使える貴方を…
そんな私を、足止めさせるのに使っていいわけがない…
人間の意識が保てるかなんて、まだ分からない…
そうじゃなきゃ…
A:ですが…っ
私にはそんな重大な役目、務められるわけが…!
それに、鬼になった時の意識だって…保てるかどうか…
珠世:保てられます
A:何故断言できるんですか!?
珠世:貴方は鬼になっても、人の意識を保てれること…
私が調べる前から産屋敷輝哉は、分かってますから
A:!?
その言葉に思考が停止し、固まる
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ひよこ(プロフ) - ゆきなさん» いえいえ！まだまだ未熟者です！でも読んでいただきありがとうございます！本当に嬉しいです！ (2020年4月6日 19時) (
レス) id: a7c452ed95 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな - えっとー神ですよね？ (2020年4月5日 22時) (レス) id: e657495ec3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華蓮 | 作成日時：2020年3月23日 1時
