一四〇 ページ43
貴方目線
日が沈み、暗くなったのを確認して小屋を出る
炭治郎に女の子が夜出るのは危ないと心配されたが、鬼が出ない今なら大丈夫だと宥めた
女の子と言われたのは嬉しかった
こんな私でも、同じように接してくれるから
??:おい、こっちだ
小屋からある程度離れた頃、茂みから声をかけられる
すぐに声のした方へ向き、歩く
木の後ろに、初任務で浅草で、矢印鬼が奇襲した屋敷にいた男が立っていた
確か愈史郎だっけ?
手紙に書いてあったけど…
近づくと睨まれた
愈史郎から私への怒りの波長を感じた
まぁ、睨まれても仕方ないか
私は人間や珠世さん達にとって、醜聞な存在なんだし
A:なんだ…
愈史郎:お前、アイツの娘だろ
随分と醜女だな、アイツの娘は
面合わせた瞬間、まさかの罵倒
別にいいけど、醜女なのは事実だし
アイツの子供って言われたのは気にくわないけど
愈史郎:来い、珠世様が待ってる
絶対口を聞いてくれないと思い、黙る
そのまま夜道を歩く
一方、小屋では__
炭治郎:今、誰かがAのこと罵倒していた気がする
好きな人を馬鹿にされたことに怒り、頭突きしようと外へ出る炭治郎を押さえる隊員達の姿があったそう…
___
何も話さぬままついていくと、産屋敷の門の前だった
なんで、産屋敷に?
…まさか、私を!?
存在がバレたのか…!?
思わず愈史郎に話しかけてしまった
A:何故産屋敷に!?
愈史郎:あまり声を出すな、お前自身の存在がバレてもいいなら構わないが
珠世様がここにいる
A:なんでまた…
愈史郎:さっさとついてこい
置いていくぞ
勝手に話を切り上げられ、屋敷へと入っていった
A:…アイツを倒す薬を完成させれたって書いてあったけど、関係あるのか?
そう思いながら屋敷へと入る
他の隊士達と会わせないようにと配慮してくれたのか、人がいない廊下を通って珠世さんのいる部屋へと導かれた
良い奴なのか悪い奴なのか、分からない人だな
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ひよこ(プロフ) - ゆきなさん» いえいえ!まだまだ未熟者です!でも読んでいただきありがとうございます!本当に嬉しいです! (2020年4月6日 19時) (レス) id: a7c452ed95 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな - えっとー神ですよね? (2020年4月5日 22時) (レス) id: e657495ec3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:華蓮 | 作成日時:2020年3月23日 1時