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一二九 ページ32

貴方目線


ドゴンッ!!


A:!

突然屋敷から何かが外れる音がした

善逸:うわああああ!!
戻ってきた戻ってきた!!血も涙もない男が!!
伏せろ!失神したふりだ!!

屋敷の縁側の障子が倒れる音と同時にさっき屋敷に入っていった炭治郎が玄弥を抱えて庭に転がってきた

A:炭治郎!?どうしたんだ!
炭治郎:A!こっちに来ちゃダメだ!
A:?

駆け寄ろうとした瞬間、すぐに止められる
炭治郎はすぐに自分達が転がってきた方に向き、何かを静止させようとしていた

炭治郎:やめてください!
どういうつもりですか!!玄弥を殺す気か!

ミシリと屋敷の中から鬼と同じような禍々しい波長が炭治郎達の方へ近づいて、姿を現す
そこには顔に脈を浮かばせて怒る不死川さんの姿があった


こうなる前に何があったんだよ!?
さっき忠告したばっかだよな炭治郎!


実弥:殺しゃしねえよォ、殺すのは簡単だが隊律違反だしよォ
再起不能にすんだよォ
ただしなァ、今すぐ鬼殺隊を辞めるなら許してやる
炭治郎:ふざけんな!!
あなたにそこまでする権利ないだろ!
辞めるのを強要するな!
さっき弟なんかいないって言っただろうが!!
炭治郎:玄弥が何を選択したって口出しするな!
才が有ろうが無かろうが、命を懸けて鬼と戦うと決めてんだ!
兄貴じゃないって言うんなら、絶対に俺は玄弥の邪魔をさせない!
玄弥がいなきゃ上弦に勝てなかった!
再起不能になんか、させるもんか!!
実弥:そうかよォ
じゃあまずテメェから再起不能だ


かなり怒ってる!


A:炭治郎逃げろ!!


ボグッ!!


そう叫ぶと同時に炭治郎から鈍い音がする
炭治郎の腹に不死川さんの腕がめり込んでいた…様に見えた
拳を入れられる前に炭治郎は手で守っていた

炭治郎:ふんがァ!!
実弥:!!

不死川さんの腕を使い、炭治郎は不死川さんの首に蹴りを入れた

炭治郎:善逸ーーっ!!!Aーーっ!!!
玄弥を逃がしてくれ!頼む!!
A:何思いっきり私達の名前呼んでんだよ!!
馬鹿なのかお前は!!
玄弥:炭治郎!!
実弥:いい度胸ォ、してるぜテメェはァ
死にてェようだから、お望み通りに殺してやるよォ

ドスの効いた声が辺りの空気を振動させた


このままだと本当に炭治郎が危ない


玄弥:待ってくれ兄貴!炭治郎は関係ない!…!?
A:お前はさっさと逃げろ!!

玄弥の襟を掴み、善逸の方へ投げ飛ばすと同時に不死川さんのところへ突っ込む

炭治郎:A!?駄目だっ!!




プツンッ___




その声が聞こえた同時に、意識がなくなった

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ひよこ(プロフ) - ゆきなさん» いえいえ!まだまだ未熟者です!でも読んでいただきありがとうございます!本当に嬉しいです! (2020年4月6日 19時) (レス) id: a7c452ed95 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな - えっとー神ですよね? (2020年4月5日 22時) (レス) id: e657495ec3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:華蓮 | 作成日時:2020年3月23日 1時

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