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一二六 ページ29

貴方目線

数日かけ、善逸に口説かれながら稽古に励んだ
休憩の度に他の隊士が稽古している時に伊黒さんの刀の動きを見る

手首や腕の筋肉の使い方を変えた瞬間、自身の太刀筋が変わった
軽くかつしなやかな軌道を描き、括られた隊士達に当たる心配はなくなった
威力を落とさずに隙間に刀の先を出入りさせることが出来るようになった
するとすぐに次の柱のところに行けと言われた
…善逸と一緒に

A:はぁ…一緒かよ
善逸:いいじゃんもう〜!
Aちゃんったら、恥ずかしがり屋なんだね〜!
A:いい加減にしないとしばくぞ、お前
ちゃん付けすんな
善逸:恥ずかしがらなくてもいいんだよ?
A:死ね
善逸:そんなAちゃん可愛いよ〜!
A:…
善逸:そんな気持ち悪いものを見るような目で見ないで!!

善逸の言葉を無視して不死川邸へと歩く



善逸の言葉を無視している間に、不死川邸に着いた

A:…ここだな
善逸:待って待って、めっちゃ音が恐ろしいんだけど!!
A:そんなこと言ってる場合か
さっさと行くぞ
善逸:強引なところ素敵だけどそっちは嫌だぁ!!

嫌がる善逸の首根っこを掴み、引き摺って不死川さんを探す

A:どこだろ?

勝手に屋敷に入るのは失礼だから、敷地内を回る


アアアァァァ……!


A:!

曲がり角の奥から痛々しい悲鳴が聞こえた
駆け足で様子を伺うと、庭全体に隊士の屍があった

善逸:死んでる!?
ねぇあれ死んでるよね!?
A:ただ気絶してるだけじゃないか?
あれが、不死川さんか?

一人だけ木刀を持って、悪笑する傷だらけの男が立っていた

善逸:怖いよ!!Aちゃん逃げよう!!?
A:今来たばっかだろ…
実弥:何逃げようとしてんだテメェ…
善逸:ヒィィッ!!?

前から低い声が聞こえ、前を向くとさっきまで庭の中央にいたはずの不死川さんがいた
あまりの恐ろしさで善逸は私を盾にして身を隠した

A:稽古に来ました、よろしくお願いします
実弥:さっさと木刀持ってこい、始めるぞォ
A:はい

善逸を剥ぎ取り、木刀を手にとって構え、不死川さんに突っ込む


バキッ!!


A:!?

不死川さんに振った木刀が真っ二つに割れた

実弥:弱ぇなァ!
A:!!

横から物凄い速さで来る木刀に気付き、すぐバク転して避ける
距離を取り、折られた木刀を不死川さんに放り投げ、倒れている隊士の木刀を手に取り、構える

実弥:来いよォ、俺に当てられるならなァ

挑発してくる不死川さん
一撃でも不死川さんに当てる為、突っ込む

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ひよこ(プロフ) - ゆきなさん» いえいえ!まだまだ未熟者です!でも読んでいただきありがとうございます!本当に嬉しいです! (2020年4月6日 19時) (レス) id: a7c452ed95 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな - えっとー神ですよね? (2020年4月5日 22時) (レス) id: e657495ec3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:華蓮 | 作成日時:2020年3月23日 1時

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