一二五 ページ28
貴方目線
黙々と歩いていたら、蛇柱の伊黒さんの屋敷に着いた
が、異様に辺りが静かだった
A:…すっごい静か
本当に稽古やってるのか…?
ギィヤァァァァ!!
A:!?
屋敷の中から汚い悲鳴が響いた
A:この悲鳴…善逸!!
屋敷内に入り、悲鳴が聞こえた訓練場へと走る
訓練場に着くと同時に引き戸を開く
ガラッ!
A:善逸…!?
目の前の光景に思わず固まる
数十人の隊士が木に括られ、様々な向きに立たされたり、倒されていたりしていた
その中央に金髪の男が白目を剥いて倒れていた
A:善逸!一体何があったんだ?
善逸:へ、へび…
そう言い残し、善逸は気絶した
??:稽古の邪魔になるからソイツを退かしておけ
A:!
すぐ後ろでそう言われた
振り返ると、白蛇を首に巻き、口元を包帯で隠す男が立っていた
この人が、蜜璃さんが話していた蛇柱の伊黒さん?
もうこの光景見ただけで、もう恐ろしい人だと分かる
伊黒:さっさとソイツを退かして構えろ
言っておくが、俺は女でも容赦しない
A:女扱いは不要です
伊黒:ならその通りにしてやる
伊黒さんが姿を消すと同時に、その場に用意されていた木刀を手にとって構える
その瞬間、括られている隊士の狭い間から木刀が横腹間近まで迫ってきた
が、すぐに木刀の軌道が変わり、顔に入ろうとしていた
ガッ!!
A:っ!!
咄嗟に木刀で受け流し、重い一撃を防ぐ
伊黒:…防いだか
だが次の攻撃を受け流す準備をしたらどうだ
ドゴッ!!
A:ガハッ!!?
がら空きにしてしまった腹部に伊黒さんの攻撃が入る
体勢が崩れそうになるが、足に力を入れて踏ん張る
A:グッ…!!
反撃する為に狭い隙間に刀を入れるも、伊黒さんに避けられ、木刀を入れることができかった
括られている隊士に当たらぬようにと考えてしまい、思うように隙間に木刀が進まない
会得しないと、他の隊士のように括られる…!
その恐怖で必死に腕の動きや、太刀筋を動体視力を駆使して見て、体に叩き込む
目を覚ました善逸に質問攻めされる
善逸:A女の子だったの!?
なんで隠してたんだよ〜!!
A:抱きついてくんな
片手で素振りをしながら、もう片方の手で善逸の顔を鷲掴み、腕を伸ばして抱きついてこないようにする
善逸:次の休憩、俺と甘味処行こうよ〜!
A:断固拒否する
そんなことのために本来の姿になったわけじゃない
素振りしろ
善逸:冷たすぎだろ!!
そう叫び、善逸は私の隣で泣きながら素振りしていた
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ひよこ(プロフ) - ゆきなさん» いえいえ!まだまだ未熟者です!でも読んでいただきありがとうございます!本当に嬉しいです! (2020年4月6日 19時) (レス) id: a7c452ed95 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな - えっとー神ですよね? (2020年4月5日 22時) (レス) id: e657495ec3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:華蓮 | 作成日時:2020年3月23日 1時