検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:75,073 hit

一二五 ページ28

貴方目線

黙々と歩いていたら、蛇柱の伊黒さんの屋敷に着いた
が、異様に辺りが静かだった

A:…すっごい静か
本当に稽古やってるのか…?


ギィヤァァァァ!!


A:!?

屋敷の中から汚い悲鳴が響いた

A:この悲鳴…善逸!!

屋敷内に入り、悲鳴が聞こえた訓練場へと走る
訓練場に着くと同時に引き戸を開く


ガラッ!


A:善逸…!?

目の前の光景に思わず固まる
数十人の隊士が木に括られ、様々な向きに立たされたり、倒されていたりしていた
その中央に金髪の男が白目を剥いて倒れていた

A:善逸!一体何があったんだ?
善逸:へ、へび…

そう言い残し、善逸は気絶した

??:稽古の邪魔になるからソイツを退かしておけ
A:!

すぐ後ろでそう言われた
振り返ると、白蛇を首に巻き、口元を包帯で隠す男が立っていた
この人が、蜜璃さんが話していた蛇柱の伊黒さん?
もうこの光景見ただけで、もう恐ろしい人だと分かる

伊黒:さっさとソイツを退かして構えろ
言っておくが、俺は女でも容赦しない
A:女扱いは不要です
伊黒:ならその通りにしてやる

伊黒さんが姿を消すと同時に、その場に用意されていた木刀を手にとって構える
その瞬間、括られている隊士の狭い間から木刀が横腹間近まで迫ってきた
が、すぐに木刀の軌道が変わり、顔に入ろうとしていた


ガッ!!


A:っ!!

咄嗟に木刀で受け流し、重い一撃を防ぐ

伊黒:…防いだか
だが次の攻撃を受け流す準備をしたらどうだ


ドゴッ!!


A:ガハッ!!?

がら空きにしてしまった腹部に伊黒さんの攻撃が入る
体勢が崩れそうになるが、足に力を入れて踏ん張る

A:グッ…!!

反撃する為に狭い隙間に刀を入れるも、伊黒さんに避けられ、木刀を入れることができかった
括られている隊士に当たらぬようにと考えてしまい、思うように隙間に木刀が進まない


会得しないと、他の隊士のように括られる…!


その恐怖で必死に腕の動きや、太刀筋を動体視力を駆使して見て、体に叩き込む
目を覚ました善逸に質問攻めされる

善逸:A女の子だったの!?
なんで隠してたんだよ〜!!
A:抱きついてくんな

片手で素振りをしながら、もう片方の手で善逸の顔を鷲掴み、腕を伸ばして抱きついてこないようにする

善逸:次の休憩、俺と甘味処行こうよ〜!
A:断固拒否する
そんなことのために本来の姿になったわけじゃない
素振りしろ
善逸:冷たすぎだろ!!

そう叫び、善逸は私の隣で泣きながら素振りしていた

一二六→←一二四



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (22 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
57人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ひよこ(プロフ) - ゆきなさん» いえいえ!まだまだ未熟者です!でも読んでいただきありがとうございます!本当に嬉しいです! (2020年4月6日 19時) (レス) id: a7c452ed95 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな - えっとー神ですよね? (2020年4月5日 22時) (レス) id: e657495ec3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:華蓮 | 作成日時:2020年3月23日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。