金城の元へ ページ49
貴方目線
慌てて後を追うと、直球に新島先輩はその男にカネシロについて聞き出した
真:貴方達、カネシロって知ってる?
男1:あぁ?
真:セントラル街に来れば、カネシロって人に会えるって聞いたんだけど
男2:何したいわけ?
真:秀尽学園の生徒をゆすってるでしょ?
警察にチクられたくなかったら、私に会えって伝えなさいよ
A:先輩、それは…
真:ｺｿｯ黙ってて
男1:…殺されてぇの?
男2:いや待て…
わかったぜ、伝えてやるよ
男は少し離れたとこに向かうと、誰かと連絡をとっていた
すると一台の黒い車が現れ、前に止まる
男1:会ってくれるってさ
乗れよ
真:本当にカネシロのところに?
男2:乗れっつってんだよ!
お前もだ!
A:っ!
肩を強く押され、無理やり車の中に入れられる
そのまま車は発進させられた
暁目線
新島の会話を頼り、セントラル街の路地を探す
前に男が声をかけた路地に黒い車があった
その中には、新島とAの姿があった
そのまま車は発進して道路へと出た
暁:A!
竜司:おい、今の!
モルガナ:前に絡んできた奴らだ!
やっぱりカネシロと、繋がってやがったんだ!
杏:電話は!?
暁:まだ繋がってる
男1:カネシロさんに連絡しろ、いいのが釣れた
真:何処に行くの?
男2:カネシロさんの客じゃ手ぇ出せねぇな
A:何処にいくんですか?
真:質問に答えなさいよ
まだ走っているみたいだが…
このままじゃ手遅れになる
杏:追いかけよ!
車の出ていった道路に近づく
まだ追い付くはず
祐介:暁、タクシー!
俺は…
ナンバーはバッチリだ
伊達にクロッキーやってないぞ
暁:タクシー!
合図するが、素通りされる
竜司:あ、くそっ!シカトしやがった!
止まれっつってんだろ!
杏:竜司!
道路を飛び出し、無理やりタクシーを止める竜司
竜司:お前ら、早く乗れ!
暁:ありがとうな
タクシーに乗り込み、運転手に二人を乗せた車のナンバーを伝え、追いかける
間に合ってくれ…!
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作者名：華蓮 | 作成日時：2020年2月22日 0時
