思い詰める ページ47
貴方目線
翌日、放課後に渋谷駅のいつもの場所に集まり、金城のパレスについて作戦を練るが、打破させた
竜司:なんも浮かばねぇな…
杏:今回ばかりはお手上げ…?
暁:空中となるとどうすることもできない…
モルガナ:パレスが空中にあるとかずるいよな…
A:あれじゃオタカラに近づけないね…
祐介:せめて、現実の金城と接触できればな…
…ん?
奥から新島先輩の姿が現れた
いつの間に…
杏:何?
真:別に?見かけたから
竜司:ホントか?
真:随分てこずってるみたいじゃない?
杏:様子を見に来たって訳?
いくら生徒会長でも、こっちの仕事の役には立たないから
真:!?役に、立たない…?
祐介:実際そうだろ
杏:高みの見物してればいいのよ
それとも、お得意の盗聴でもやってみる?
A:ちょっと杏、そんな言い方…
真:…っ
カネシロってやつに接触できればいいのね?
暁:え?
真:さっき貴方達がしてた話よ
カネシロの居場所がわかればいいんでしょ?
暁:話す必要はない
真:っ…私は、違う
思い詰めた様な声を出す新島先輩
何か抱え込んでいる…
竜司:何か言ったか?
真:いいわ、カネシロに会わせてあげる
6人:!?
苛立ちを見せながら、その場を去る新島先輩
嫌な予感がする
あんな苦しそうな顔されたら、余計に心配になる
足を動かし、新島先輩が向かった方へ歩む
杏:A?
竜司:どこ行くんだよ?
A:新島先輩を追いかける
祐介:なぜそんなことを?
A:あんなつらそうな顔されたら、心配だよ
ちゃんと面向かって話したい
暁:A!
掛け声を無視して新島先輩の後を追う
カネシロに会える場所…カネシロの手下に声をかけられる場所、セントラル街に向かう
前に人通りの少ない路地で声をかけられたから、恐らくそこに行くと考えた
暁目線
祐介:いったい、何をするつもりだ?
竜司:目がマジだったぞ…
暁:カネシロに心当たりがあるという事か?
杏:いや、それはさすがに…
モルガナ:なんか、思い詰めてたよな?
杏:Aまで…あぁもう!なんなの!
二人が走っていった方向へ走り、追う
A達を危険な目に遭わせられない…
無我夢中で渋谷の街を探す
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作者名：華蓮 | 作成日時：2020年2月22日 0時
