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足がつかない場所 ページ46
暁目線
祐介:落ちるところまで落ちた…
誰かに捕まるなんてこと、あるはず…
モルガナ:待てよ…
足のつかない場所から…落ちた?
まさか「落ちた」って、実際に高いところから落とされたってことじゃ…
竜司:高い場所って、ビルとかか?
この辺で高いビルがあんのは…
A:!?ねえ、アレ見て!
キラーの声のする方へ視線を変える
暁:どうした…!?
杏:ちょっ…ちょっと、何アレ!?
竜司:アレか!
指差す方に、空中に浮く銀行の姿があった
あんな大きな銀行が空に…
祐介:空中とは…どうりで見つからんわけだ
モルガナ:カネシロは「足がつかない」か…
なるほど、そりゃ浮くわけだ
暁:言葉通りだな
杏:で、どうやっていくわけ?
モナってヘリになれんの?
モルガナ:ワガハイ、車しか…!
車だけか
あのネコバスは山を飛び越えるのに…←
竜司:使えねー!
そこはなんか秘密兵器出せよ!
モルガナ:うるせぇ!
ワガハイはネコ型ロボットじゃねえ!
ていうか猫じゃねぇ!
祐介:今日はこの辺りが限度かもな
竜司:なんか対策考えねーと…
A:きっと行ける方法がどこかにあるよ
杏:明日、もう一回考えよ?
モルガナ:一旦退くぞ!ダッシュだっ!
イセカイから出て、そこから解散した
夜、店の手伝いを終えて屋根裏に戻るとチャットが来た
大宅からだ
彼女自身、俺のために調べてくれたらしい
金城は黒いつながりがあるらしく、警察も手を焼いているとのこと
高校生の俺達が関わるようなことではないと忠告された
パレスといい、現実といい、厄介な相手だな
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作者名：華蓮 | 作成日時：2020年2月22日 0時
