情報網 ページ38
貴方目線
次の日の放課後、カラオケで集まり、それぞれ報告をする
しかし、それらしきものはなかった
竜司:まーじかよ!収穫なしか…
杏:…ヘタすぎる
竜司:何も進む気がしねぇ…
…なぁ、会長サンに変えてもらわねえ?
杏:変えて…って、ターゲットを?
竜司:俺の「正義」をみせりゃ満足なんだろ?
相手選ばなきゃ、悪い大人なんていっくらでもいるんだし…
生徒のためとかいって、結局自分の内申のためだろ、どうせ
A:そんな途中で投げ出すの駄目だよ
杏:でもさ、そのマフィア、子供からお金、巻き上げてるんだよ?
絶対許しちゃダメでしょ!
会長とかもう関係なくない?
祐介:杏の言う通りだな
弱い者に勇気を与える俺たちの狙いに、うってつけの標的だと思わないか?
…あまりセンスを感じない
隣の部屋から熱唱する声でうるさく感じた
竜司:…歌ってねぇとこんなにうるせぇんだな
そりゃさぁ、なんとかできたら、明智も黙ると思うぜ?
祐介:だからやるべきだ
モルガナ:やっぱり情報じゃねーのかなー
情報の…
情報の探り方からテコ入りしねぇと、これ以上、進めようがねぇぜ…
祐介:誰なら、情報を持ってる可能性があるだろうな
暁:…マスコミは?
竜司:そうだ!あの時の新聞記者はどうだ!?
モルガナ:マダラメの家を這ってたオンナ?
A:え…誰?
暁:二人がいないときにマダラメの家をはっていた新聞記者だ
竜司:お前、名刺もらってたよな?
暁:あぁ
暁の鞄から出てきた名刺を見る
毎朝新聞…あの大手の?
祐介:けっこう大手じゃないか…
竜司:けど…信用できんの?
マスコミは違う情報を出すこともあるって聞いている
前のニュースでも、違った情報を書いて問題になったこともあるし…
モルガナ:他に手がないからな
A:その人頼るしかないね
杏:はい、早速連絡!
あ、電話
部屋にある電話がなる
杏:はい…あ
時間過ぎてるって、延長する?
竜司:サービスタイム終わりだろう?
出ようぜ
祐介:もったいないっ!
ゴホッ…ゴホッゴホッ
A:大丈夫?
竜司:とにかく、あの新聞記者のメール待ちだな
レスが来たら連絡くれよ、暁
暁:あぁ
その情報を教えてくれればいいけど…
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作者名:華蓮 | 作成日時:2020年2月22日 0時