聞き込み ページ34
貴方目線
全員で話してた通りに行動を開始する
放課後、暁と二手に分かれて情報を収集する
廊下を歩いていると、"セントラル街の男達がバイトを誘う"、"人の少ないところで声をかけられる"等の噂を耳にする
噂なんて信じないと考えていたが、念のため情報を集める一環
聞き逃すことは絶対にしない
??:あら、一応動いているのね
前から声をかけられ、前を見る
そこには新島先輩が腕をくんで立っていた
真:どうかしら?
何か新しい情報、見つかった?
A:…この短い時間で見つかるとでも?
真:まあ無理よね
誰も話そうとしないんだから
A:…
真:貴方確か、あの明智くんと知り合いだったわよね?
A:…一応そうですが
真:怪盗団は正義って示したい人物だったわね
そんな調子でいいのかしら?
A:…何が言いたいんですか?
真:そんなことで本当に正義を示せれるのかってことよ
A:それは…
言葉にしようと口を開けるが、繋げることはできなかった
言い返せない
現に、まだボスにたどり着いてないのだから
真:貴方達の正義ってそんなものなのかしら?
A:…
真:また会う機会があるから、成果を聞かせて
…裏切ってないなら
…なんでまたそんな上から目線で…
スマホの着信音が鳴る
チャットを見ると、暁が被害者の生徒から情報を聞いた
セントラル街で声をかけられ、バイトをした
危険なクスリの運び屋をさせられていた
その姿を写真にとられ、金を出すよう脅されていると
耳に入っていた噂は本当みたい…
竜司は渋谷にいるが、雨と多くの人々で、それらしき人物が見つからないと
明日の放課後、見つけることになった
目立たない人物の方が声をかけられると書かれていたため、暁が自分がいくと返信が来る
自分ならきっとその人物に声がかけられると思い、チャットに書く
すると皆からOKの返信が来たが、杏に心配される
…私って頼りないように見える?
そう思いながら、学校をあとにした
122人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:華蓮 | 作成日時:2020年2月22日 0時