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暁目線
Aを目的地に誘導させるように店に向かう
暁:地元の店とは違うな…
A:そうなの?
暁:ここまで品揃ってない
A:そうなんだ
暁:次あそこ行こう
目的の店に指差す
A:…あれってぬいぐるみとか売ってる場所だよ?
暁:そうだな
A:なんで?
暁:癒し目的かな
A:モルガナがいるのに?
暁:違う癒しを求めたいときだってある
A:…フフッ 暁の考え、面白いね
暁:そうかな?
とりあえずあの店に行こう
彼女を導くように店に向かう
子供や女性が多くいる中、銭湯で上げた度胸で普通に店に入る
暁:ぬいぐるみっていっても結構種類あるな
色も形状も違う
こんなに豊富なものなのか、ぬいぐるみは
A:形状は違うけど、それがいいの
一つのぬいぐるみを持ち上げ、ジッとみるA
青いリボンを首に結んだ白いウサギ…
暁:ウサギ、好きなのか?
A:好きだよ
でも、他の動物も好き
それぞれの良さがあるから
それぞれの良さ、か…
A:うーん…
暁:迷ってる?
A:うん…どれも可愛いから…
目の前に先ほど持ち上げていたウサギと、その横に赤いリボンをした茶色のクマ
A:ウサギ…でもクマもなかなか…
暁:選択肢が増えた
A:うぐ…
可愛さと言ったらウサギが…
クマには癒しが…
選択肢で迷っているA
迷う時ってあるんだな
正直言えば、ウサギがいいと思っている
可愛さであればAと同じだ
暁:ウサギはどうだ?
A:ウサギ…家にいなかった
暁:無いものの方がいいと思う
A:確かに…同じものあったらあまり楽しくない
うん、そうする
ちょっと行ってくるね
暁:あぁ
ぬいぐるみの方をちらりと見る
モフリ甲斐のある布…
イベントがあるとデザインが変わるみたいだな…
大事なイベントとかに渡そうかな
A:お待たせ!
暁:買えた?
A:うん
暁:じゃあ行こうか
A:うん!
自分の隣に並び、歩く
こうしてるだけでも幸せだ
その後、帰る時間となり、渋谷駅で分かれた
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作者名:華蓮 | 作成日時:2020年2月22日 0時