過ぎ行く時間の早さ ページ42
今日はあべくんの誕生日。
『いいの？せっかくの誕生日なのに私の勉強みてて』
阿「勿論。午後は皆がパーティーしてくれるしね」
図書室であべくんに勉強を見てもらってる私。
私よりも勉強しなければならないだろうラウくん以外の皆は午後のあべくんの誕生日パーティーの準備中。私いつもパーティーの準備してないな…。なんだか申し訳ない。
阿「この計算式はこの公式を使って」
『あ、これ代入するの？』
阿「そうそう！」
あべくんの授業はとても丁寧でわかりやすくてすぐに分からなかった問題も解けるようになった。
『ありがとうあべくん！ようやく理解できた！』
阿「それはよかったw」
『じゃぁ私、さっくんと交代で準備手伝ってくるね』
阿「なんで？」
『さっくんの方が良くない？いつも一緒でしょ2人』
阿「そうだけど…俺はAちゃんと一緒にいたいな」
『私？別にいいけど』
阿「じゃぁ決まり」
嬉しそうに微笑むあべくん。本当少女漫画から出てきたと思うような人だな。
阿「なにw？」
『肩肘ついて微笑むだけで絵になるなぁって』
阿「なにそれw」
『あべくん自分の顔の良さ知ってて行動する事多いでしょ』
阿「そんな事ないよ〜w」
あべくんと2人になる事は珍しい、もしかしたらここに来たばかりの時が前に2人になった時かもしれない。
相変わらず図書室の本の中身はおとぎ話や昔話ばかりだけど今では奥の隅っこにさっくんの漫画コーナーまである。
阿「もう11月も終わるし本当にあとちょっとしかここに来れないじゃん」
『そうだね』
阿「Aちゃん残りの時間で何かしたい事ある？」
『したい事？』
阿「定期的に休息日は入れてるけど最近は勉強ばっかでしょ？今の成績をキープしたら全員雪城圏内にいるからもう少し休息日増やして思い出作ろうかなって。高校であった時に思い出話のほとんどが勉強漬けだったなんてちょっと嫌だしw」
『確かにw』
とは言っても急に言われてすぐに何かしたいとは思いつかず。
『定番にクリスマスとか…？年越しは門限があるから無理だしw』
正直クリスマスはママの命日だから多分パーティーって気分じゃないかもだけど…イベントらしいイベントはクリスマスくらいだし…皆とならきっと楽しめると思う。
阿「クリスマス…いいの？」
『大丈夫だよwむしろ嫌な思い出を物色できるいい機会かもだし』
阿「じゃぁクリスマスはしようね」
あともう少しでママが亡くなって1年経つんだ。
このお城に来る前の1ヶ月はすごく遅かったのにお城に来てからはあっという間だったな。
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作者 - a-yaさん» a−ya様。お返事遅くなり申し訳ありません。サブ更新作品の為に頻度が低いですが完結まで見えていますので、それでもよければこれからもよろしくお願いします。コメントありがとうございます。 (9月4日 23時) (
レス) id: 8f5e67220a (このIDを非表示/違反報告)
a-ya(プロフ) - すごく面白いです！更新楽しみにしています！ (8月28日 21時) (レス) @page20 id: 672b289667 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - うな！さん» うな！様。お返事遅くなり申し訳ありません。こちらの作品はサブ更新なのでこれからも更新スピードは遅いですがそれでもよろしければこれからもよろしくお願いします。コメントありがとうございます。 (7月2日 20時) (レス) @page15 id: 8f5e67220a (このIDを非表示/違反報告)
うな！ - 久々の更新とても嬉しいです！続きも楽しみにしています！ (6月26日 23時) (レス) @page15 id: 4785f44992 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2023年3月17日 16時
