ファン1号 ページ40
今日はしょうたくんの誕生日。
昨日帰り際に「明日俺も朝一でくるから屋上きて欲しい」と言われたから今日はお城に来てすぐに部屋には行かず屋上に来た。
渡「はよ」
『おはよう。早いね』
渡「朝一で行くって言ったじゃん」
『もうちょっと遅いかと…なんで屋上？』
渡「あー…マジで誰にも言わないで欲しいんだけど…」
『うん』
渡「う、歌を…ほんのちょっとだけ…マジでそのサビ？だけを…その…作ったっつーか…なんかたまたまいい感じなのができたっていうか…」
『歌作ったの？』
渡「いや！作ったっていうか…マジでたまたま？っぽいのができたっていうか…」
『聴きたい！』
渡「お、おぉ…まぁそこまでAがいうなら…でもあの、マジで他の奴には言うなよ？」
『うん！約束する！』
すごい言い淀んでるけどまとめると歌を作ったから聞いてほしいみたい。
照れなのか頑なに自分が作りたくて作ったわけではないスタンスを崩さないけどw
『どんな歌？』
渡「ベスト フレンド…」
タイトルまで付けてるw
笑っちゃダメだろうけど笑いそうになっちゃった。ちゃんと作ってるじゃんwww
『っwww』
渡「何笑ってんだよ」
『ううんw早く歌って』
渡「マジでちょっとだけだから！」
『うんw』
少し咳払いをして喉の調子を整えたしょうたくんはあの綺麗な声で歌い始めた。
渡「♪ “ありがとう”君がいるから 僕は踏み出せるんだ 今度また会えたなら ちゃんとちゃんと伝えよう 君に君にありがとう♪」
あんなに照れてたのに歌ってる時はまっすぐに私を見て歌うからこっちが照れる。
でも、まっすぐに歌われるその歌はとても綺麗で聴き惚れた。
『すっごいよしょうたくん！！』
渡「お、おぉ…そう？」
『うん！やっぱりしょうたくん歌が上手いね！』
渡「お前に褒められたから…ちょっとだけ歌に興味もってさ…歌ってると案外楽しいんだわw」
『じゃぁ将来は歌手？』
渡「まさかw楽しい事とか好きな事は趣味で終わるのが1番でしょ。仕事にしたら息つまりそうだし」
『そっか…いいと思ったんだけどなぁ。でももし、気が変わってしょうたくんが歌手になったら…その時は私、ファン1号だからね！』
渡「まだ続いてたのかよファン1号w」
『勿論！』
ラ「じゃぁ僕は2号で！」
渡「おわぁ！？ラウ！？」
ラ「きゃははwしょうたくん歌上手いね？」
『でしょ！』
渡「なんでお前が自慢気なんだよ」
『だってファン1号だもん』
しょうたくんの誕生日なのに私の方がプレゼントをもらった気分。
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作者 - a-yaさん» a−ya様。お返事遅くなり申し訳ありません。サブ更新作品の為に頻度が低いですが完結まで見えていますので、それでもよければこれからもよろしくお願いします。コメントありがとうございます。 (9月4日 23時) (
レス) id: 8f5e67220a (このIDを非表示/違反報告)
a-ya(プロフ) - すごく面白いです！更新楽しみにしています！ (8月28日 21時) (レス) @page20 id: 672b289667 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - うな！さん» うな！様。お返事遅くなり申し訳ありません。こちらの作品はサブ更新なのでこれからも更新スピードは遅いですがそれでもよろしければこれからもよろしくお願いします。コメントありがとうございます。 (7月2日 20時) (レス) @page15 id: 8f5e67220a (このIDを非表示/違反報告)
うな！ - 久々の更新とても嬉しいです！続きも楽しみにしています！ (6月26日 23時) (レス) @page15 id: 4785f44992 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2023年3月17日 16時
