11月 ページ39
ようやく外の世界もこのお城のある世界に季節が追いついてきて雪景色も違和感が薄らいできた。
『もう11月だね』
深「ね〜。ここに来た時と同じ季節だ」
『ここに来た時はもっと寒かったよ』
深「まぁ…それは確かにwでも、あっという間だったなぁ…1年ってもっとあるって思ってたのw」
あと2ヶ月しかないのに未だに記憶の鍵であろうあの植物達はあの日から何の変化もない。
深「そぉんな悲しい顔しないのw大丈夫！絶対に記憶の鍵を見つけて全員仲良く記憶持ったまま同じ学校通うんだから！」
『…うん。そうだよね』
日が過ぎるごとに不安が増していく。そうなるとどうしてもたつやくんに会いたくなる。
たつやくんならその不安を吹き飛ばしてくれるから。
「大丈夫」ママがよく言ってた口癖でママが言うと本当に大丈夫なように感じて安心して大好きな言葉だった。でも、ママが死んじゃってからその「大丈夫」は大嫌いな言葉に変わった。
「大丈夫？」って心配する声は煩わしく、「大丈夫！」って励ます言葉は無責任に聞こえた。
でもたつやくんからの「大丈夫」はママの「大丈夫」みたいに安心できて本当に大丈夫なように感じる。
渡「お前らこんなとこで何してんの？」
深「愛を深めてる♡」
渡「は？」
『鍵どうすれば見つかるのかなって話してたの』
渡「あーね。こんなに探しても見つからないしやっぱラウの言う通りあの花がそうなんだろうけど…何も変わんないしな」
『条件2個目でしょう？1つ目でかなり深い部分を攻めた話だったし…2つ目は一体どんな事なんだろうね』
深「それね〜」
渡「会話より行動とか？」
『行動？』
渡「例えば…握手とか？」
『こう？』
渡「よし、このまま応接室確認しに行こうぜ」
深「そのままの必要なくない？」
確かに会話じゃなければ行動が1番可能性がありそうだと思って、しょうた君と握手してみた。
そのまましょうた君と手を繋いだまま応接室へ行ってみた。
『変わんないね』
深「握手じゃなかったかぁ」
佐「あー！何手繋いでんの！！離しなさい！」
渡「あ」
目「「あ」じゃないから。何してんの」
渡「実験。1つ目の条件がかなり突っ込んだ内容だったんだから2つ目は行動なんじゃないかって思ってとりあえず握手」
向「なるほど。ほなハグはどやろぉ！？」
岩「流れでいけると思うなよ？」
向「ははは…冗談やん」
阿「だいたいハグ程度ならこーじはよくれんにくっついてるし」
ラ「それもそうだね」
舘「行動でもないのかな」
あと2ヶ月でできる事は片っ端からやっていくしかなさそうかも。
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作者 - a-yaさん» a−ya様。お返事遅くなり申し訳ありません。サブ更新作品の為に頻度が低いですが完結まで見えていますので、それでもよければこれからもよろしくお願いします。コメントありがとうございます。 (9月4日 23時) (
レス) id: 8f5e67220a (このIDを非表示/違反報告)
a-ya(プロフ) - すごく面白いです！更新楽しみにしています！ (8月28日 21時) (レス) @page20 id: 672b289667 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - うな！さん» うな！様。お返事遅くなり申し訳ありません。こちらの作品はサブ更新なのでこれからも更新スピードは遅いですがそれでもよろしければこれからもよろしくお願いします。コメントありがとうございます。 (7月2日 20時) (レス) @page15 id: 8f5e67220a (このIDを非表示/違反報告)
うな！ - 久々の更新とても嬉しいです！続きも楽しみにしています！ (6月26日 23時) (レス) @page15 id: 4785f44992 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2023年3月17日 16時
