風邪 ページ37
れんくんに支えられながら鏡を通って家に帰り大人しくベッドに横になる。
自分の我儘で無理にお城に行って皆に心配かけて…結局家に帰ってきて寝てるなんて。
『何してんだろ…』
虚しくなってベッドの中に潜り込む。
自分の体温で暖かくなっていく布団が心地よくて瞼が重くなっていく。
明日…皆に謝らないとな。
『んっ…今何時…18時か』
お城の門限まで2時間ある。頭痛もひいてるし
『熱もない…でもさっき心配かけちゃったし』
深「20時まで俺いるから」
ちょっとだけ…顔見せて「明日は問題ない」って伝えてすぐに戻ろう。
たつやくんいつも「飯の時間だから」って言って19時までに帰るのに今日は20時までいるって言ってたし。
すぐに帰ると決めて鏡をくぐる。たつやくんの部屋にいると思って向かっていると応接室が騒がしくて扉を開けた。
目「あ、A。もう大丈夫なの？」
佐「Aちゃんだ！」
ラ「無理してない？」
阿「顔色は良さそうだけど」
渡「今日くらい家でゆっくりしとけよ」
岩「そうだよ悪化したらどうすんの？」
舘「顔見せに来てくれたんだからそんな事言わないの」
向「そうやで！来てくれたから俺ら安心できたやんか！」
深「体調良くなったみたいでよかったよ」
『皆いる…』
最近は遅くまでいる人も増えてはいたけどこの時間は家に戻って夕飯を食べてる事が多い。
そのまま帰宅する人も多くてこの時間帯に全員がいる事が珍しい。
深「コイツら俺が20時までいるっつったら全員「俺も〜」ってw皆心配してたんだよ」
『さっきはごめんね』
向「大丈夫大丈夫！元気になってくれてんやったら！」
『おかげさまで。まぁ今日は念のためもう帰るけど』
深「そうしな。Aちゃん帰るなら俺もかーえろ」
佐「俺もいったん帰ろ。頭使ってお腹すいた〜」
阿「なら今日はここまでかな」
目「過去1問題集と向き合ったかも」
渡「それな〜寝なかった奇跡よ」
舘「ちょっと船漕いでたくせに」
ラ「だてくんもね」
岩「一生分勉強したわぁw」
どうやら今の今まで勉強してたみたい。
深「今日は皆で帰ろっかw」
佐「集団下校だ〜！！」
阿「どーせさくまは後で戻って来るんでしょ？」
佐「にゃは！こっちのTVの方が画面大っきいからね〜w」
皆んなが帰り支度を始めてぞろぞろと鏡の所まで戻る。
深「これからは無理しちゃダメだかんね」
『うん』
もう心配かけたくないしね。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 213人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
作者 - a-yaさん» a−ya様。お返事遅くなり申し訳ありません。サブ更新作品の為に頻度が低いですが完結まで見えていますので、それでもよければこれからもよろしくお願いします。コメントありがとうございます。 (9月4日 23時) (
レス) id: 8f5e67220a (このIDを非表示/違反報告)
a-ya(プロフ) - すごく面白いです！更新楽しみにしています！ (8月28日 21時) (レス) @page20 id: 672b289667 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - うな！さん» うな！様。お返事遅くなり申し訳ありません。こちらの作品はサブ更新なのでこれからも更新スピードは遅いですがそれでもよろしければこれからもよろしくお願いします。コメントありがとうございます。 (7月2日 20時) (レス) @page15 id: 8f5e67220a (このIDを非表示/違反報告)
うな！ - 久々の更新とても嬉しいです！続きも楽しみにしています！ (6月26日 23時) (レス) @page15 id: 4785f44992 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時：2023年3月17日 16時
