思い出を形に ページ25
あべちゃん先生(さっくん命名)による受験勉強も習慣付いてきたこの頃。今日は息抜きの日。
『随分飾ってるね』
向「何か家よりこっちの部屋に飾るのが習慣になってん」
『どうして？』
向「ん〜…何でやろ？何か最初はちゃんと家持って帰っててんけど気ぃついたらここに飾るのが当たり前になってた。まぁ家に持って帰ってオカンとかにこれどこ？いつ撮った？とか訊かれても説明に困るしええかなって」
『確かに』
こーじくんのお部屋で今まで撮っていた写真を見せてもらってた。
屋上や庭の植物。お城の中。外の雪景色。誕生会や普通の日常。写真立てに入れてたり壁に貼ってたり。こーじくんのお部屋がこの世界でのアルバムになってるようなそんな空間。
カシャッ
『何で今撮ったの？』
向「撮りたかったから！今日は取り放題デーなんやろ？誕生日やもん！」
『今日“も”でしょ』
今日は6月21日。こーじくんの誕生日。
誕生日プレゼントは写真の撮影権。今日は1日中、このお城にいる人はこーじくんの被写体になる約束をしてる。そんな事しなくてもここにある写真の通り毎日が被写体なんだけど。
目「A、こーじ。準備できたよ」
向「はーい！ほな行こか！」
『うん』
私がこーじくんのお部屋で写真を見ている間に他の皆で応接室をこーじくんの誕生日パーティー会場にセッティングしてくれた。
私も手伝ってこーじくんはお昼頃に来てもらう予定だったんだけどこーじくんが今までの写真を見てほしいと朝から私を部屋に招いてくれたから皆にお願いしてこーじくんのお部屋で写真鑑賞会をしていた。
【こーじ！誕生日おめでとう〜！！】
向「ぶっ！！！」
『へ…え、こーじくん大丈夫？』
応接室に入った途端、お祝いの言葉と一緒に全員でこーじくんの顔に向かってケーキを思い切り投げてた。所謂、顔面ケーキ(×8)
舘「Aの分のはこれ。Aもこーじに投げる？」
『え、遠慮しとくね』
だてくんに持たされたクリームがたっぷりすぎるケーキ。
これを8つも顔に投げられたこーじくんは見事に頭中が真っ白になってしまった。
向「なにすんねん！俺本日の主役やで！？」
佐「午前中Aちゃんと2人っきりって天国のプレゼントあげただろーが！」
渡「どーせもう何枚もAの写真撮ってんだろ？」
ラ「カメラ取った〜！あ、10枚くらい撮ってる！」
向「ええやんか！」
そんなに撮られてたんだ。
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作者 - a-yaさん» a−ya様。お返事遅くなり申し訳ありません。サブ更新作品の為に頻度が低いですが完結まで見えていますので、それでもよければこれからもよろしくお願いします。コメントありがとうございます。 (9月4日 23時) (
レス) id: 8f5e67220a (このIDを非表示/違反報告)
a-ya(プロフ) - すごく面白いです！更新楽しみにしています！ (8月28日 21時) (レス) @page20 id: 672b289667 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - うな！さん» うな！様。お返事遅くなり申し訳ありません。こちらの作品はサブ更新なのでこれからも更新スピードは遅いですがそれでもよろしければこれからもよろしくお願いします。コメントありがとうございます。 (7月2日 20時) (レス) @page15 id: 8f5e67220a (このIDを非表示/違反報告)
うな！ - 久々の更新とても嬉しいです！続きも楽しみにしています！ (6月26日 23時) (レス) @page15 id: 4785f44992 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2023年3月17日 16時
