６月 ページ12
向「Aちゃん見て見て！あの謎の植物めっちゃ成長してんねん！」
『本当だ…』
向「これ毎日1枚撮っててんけどな？全部成長速度バラバラやってんけど最近これ以上皆成長せんみたいで…何かわかる？」
『ん〜…お花が咲かないと何とも言えないかな…』
ここに来てすぐの頃にこーじ君と一緒に屋上で見たあの謎のプランター。
1つだけ凄く成長していたのに今は大差はなく蕾もつけずに葉っぱだけが揺れている。
『今更なんだけどさ…この子達って私達だったりするのかな？』
向「どういう事？」
『私達は10人だしこの子達も10本でしょ？こーじ君の撮ってくれた成長写真を見ると普通じゃありえない成長の仕方だし…最初のこの子だけが1番成長してた時、このお城の中で私だけはほとんどの人とある程度の会話をしてコミュニケーションをとってたみたいなの』
向「確かに…他の皆がどうか知らんけど俺は最初に集められた時以外やったらAちゃんとここに来たのが1番最初のコミュニケーションって言っても過言じゃないかも」
『スノーマンくん、ここはファンタジックな世界ってずっと言ってたでしょ？この子達が私達と仮定して成長する為の栄養分？みたいなのが親密度とかだったらさ、成長速度がバラバラなこともここ最近成長しないのも説明が一応できるんだよ』
向「皆の親密度の育ち方がバラバラで最近は安定したから？」
『うん』
立て続けにたつや君やひかる君の誕生日を祝って一気に仲良くなった。
そこからは「安定」その言葉が1番合う。
凄く仲が良いけど数人の理由はまだ知らない。察してはいるけど本人からは言われてないし私の事も数人は知らない。
この過程を立証する方法はある。
『こーじ君、このタンプラー応接室まで運ぶの手伝ってくれないかな』
向「ええけど…何するん？」
『実験？さっき言ってた仮定を試そうかなって』
向「どうやって？」
『私、皆の前で私の事全部話す』
向「！…ええん？大丈夫？」
『大丈夫。私の事は割と知ってる子多いし…』
深「大丈夫。もう怖いの何もないよ。俺らがいるから大丈夫だよ」
大丈夫…皆は絶対に大丈夫だって信じられるから大丈夫。
少しは怖いけど、味方がいてくれる事も知ってる。
私は皆ともっと仲良くなりたい。
だから知っててもらいたい。
男の子が怖かった事も、でも皆は怖くない事も。
そうすればここでの生活が終わってもまだ皆と一緒にいれるかもしれないから。
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作者 - a-yaさん» a−ya様。お返事遅くなり申し訳ありません。サブ更新作品の為に頻度が低いですが完結まで見えていますので、それでもよければこれからもよろしくお願いします。コメントありがとうございます。 (9月4日 23時) (
レス) id: 8f5e67220a (このIDを非表示/違反報告)
a-ya(プロフ) - すごく面白いです！更新楽しみにしています！ (8月28日 21時) (レス) @page20 id: 672b289667 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - うな！さん» うな！様。お返事遅くなり申し訳ありません。こちらの作品はサブ更新なのでこれからも更新スピードは遅いですがそれでもよろしければこれからもよろしくお願いします。コメントありがとうございます。 (7月2日 20時) (レス) @page15 id: 8f5e67220a (このIDを非表示/違反報告)
うな！ - 久々の更新とても嬉しいです！続きも楽しみにしています！ (6月26日 23時) (レス) @page15 id: 4785f44992 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2023年3月17日 16時
