31 交渉ルール！ ページ9
「なるほど。それで三人？を、モストロラウンジでバイトさせてほしいと」
「はい、そうなんです」
学園長が、このアーシェングロットという人に、事情を話した。
さて、許可はおりるのか。
「いいですよ。しっかり働いてくれるのなら」
そりゃ、雇われてる身になればしっかり働くけど。
「ただ、バイトという身分でも、従業員になるのですから、ルールは守っていただきます。契約書も書いていただきますので、くれぐれも、下手なことはしないでくださいね」
と、にっこりと笑いながら言った。しかし、目は笑っていない。
なるほど、これがかの有名な、
「あと、うちはホールとキッチン、レジ対応で分かれていますが、出来ないことはありますか？」
ホールは客対応だよね、メニュー聞いたり、料理持ってったり、お皿下げたり。
キッチンはそのままの意味で、キッチンで料理を作る人。
レジ対応もそのままの意味で、会計をする人。
どれも出来るから大丈夫そうだなあ。
そう、結論づけていると、アベルが手を挙げた。
「清掃員はいらないの？」
あー、確かに。掃除しないとあっという間に汚れるよね。
「それは大丈夫です。もう人はいるので」
へえ、そうなんだ。もしかして、従業員って結構いるのかなあ。
あ、そういえば。
「あの、学園長がアーシェングロット君って呼んでますけど、本名まだ聞いてないです」
アーシェングロットは名前なのか苗字なのか。
「アズール・アーシェングロット、です」
ふむ、多分アズールが名前で、アーシェングロットが苗字だよね。
日本みたいに、苗字が先なのか、外国形式で、名前が先なのか。
まあ、見た感じ、日本というより外国に似てるし・・・
アズールが名前で合ってるはず。
「はい！質問です！アズールとアーシェングロット、どっちが名前ですか？」
アベルがまたも手を挙げ、質問した。
はあ……
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
今回はここまで！
作者です。マスターシェフ、始まりましたね。これで四回目ですね！多分。
ジャミル先輩は勿論料理が出来るとして、デュースは料理が出来るか、明確には分かっていませんね。
ただ、様子から見るに、基本的なことは出来そうですね。
それでは！次回へ続く
マレウス先輩！お誕生日、おめでとうございます！→←リリア先輩！お誕生日おめでとうございますっ！
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作者名：アオ | 作成日時：2021年10月25日 21時
