雪の舞う病院３

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佐久間side



翔太と相談室で話してたら、



ちょっとだけ扉が開いて、




顔を覗かせた目黒。




佐「ちょっと待ってて、」




なんか話しがありそうだから、




ちょっと部屋を出て目黒と向き合うと、




目「、、えっと、、阿部ちゃんの傷は浅かったし大丈夫そうっす。

んで、阿部ちゃんから聞いたんですけど、、、」




そっからはトラブルになった原因を教えてくれた。




佐「、、ゲームね、、、」




目「うん。正直言って分かんないっす。


阿部ちゃんはホントに使った覚えはないみたいでしたけど、


ああいうのって、、」




佐「うん。知らない間に使っちゃってることもあるだろうし、」




目「ですよね〜、、」




佐「まあ、どっちが使ったかはどっちでもいいから、

翔太に適当に話しとこうか。」




目「はい。」




佐「おまたせ〜。」




翔太が待ってる部屋に入ると、



ひとりで落ち着いてくれたみたい。




佐「落ち着いたね、あのさ、阿部ちゃんから聞いたんだけど、

、、回復草なくなったの？」




翔「、、うん、、」




佐「翔太は使ってないの？」




翔「、、うん、ぜったい使ってない、

阿部がテキトーにいじってる間に使った。」




佐「そっか、、でも阿部ちゃん使ってないって言ってたよ？」




翔「、、つかったもん、」




佐「、そっか、阿部ちゃん使ったと思ってるのね。」




翔「、、使った。」




佐「まあ、俺も阿部ちゃんが使ったのか


翔太が知らない間に使っちゃったかは分かんないんだけどさ、


お友達のこと叩いてよかったっけ？」




翔「、、、だめ、」




佐「だよね。阿部ちゃんほっぺケガしちゃったんだよ？」




翔「、、、だって、、」




まだ納得はいってないみたい。




佐「、とにかく、人に手出したらダメ。

今回はちょっとした傷だったからまだマシだったけど、

もっと危ないことになってたかもしれないんだよ？」




翔「、、ん、、」




佐「じゃあ、納得できたら、自分でごめんなさいするんだよ？

俺も目黒も何も言わないからね？」




まだ納得してないみたいだけど、



トラブルの内容も考えると、



きっと冷静になったら納得できることだから。




佐「じゃあ、お部屋もどって、自分でゆっくり考えな？」




翔「、、ん。」

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