雪の舞う病院３

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岩本side



ちょっと様子が見たい子がいて、



フラフラっと部屋に寄ってきた帰り。




慌ただしい病室が、



、、え？阿部？、、、




ピコピコと音を鳴らしている主は阿部。




部屋の前で足を止めていると、




看「あ、岩本先生、、阿部君呼吸落ちてます、

深澤先生が対応してくれてますけど、、」



岩「分かった。俺も入るわ。」




状態を説明してもらったから、



俺も処置に入る。




岩「、、入ります、、阿部？、、分かる？、、亮平〜？、、」




阿「、、うう、、」




意識はあるのか、、、




岩「、ふっか、どんな感じ？」




深「、、そうかん、するかってとこ、、」




難しそうな顔でそう言ったふっか。




意識下挿管の苦しさは俺も理解しているつもり。




ふっかはなるべくやりたくないんだろうなってのが伝わってくる。




岩「、、、意識はあるけど、、酸素は、、」




深「、、うん、、鎮静はできないし、

どっちにしろ苦しいことになると思う。」




このまま放っておいても酸素が下がってってなると



もっと身体的にはダメージがいくことになる。




深「、、やるしかないよね？、、」




唇を噛み締めながらそう言ったふっか。




岩「うん。やろう。、、喉頭鏡お願いします。

ふっかサポートおねがい。」




深「わかった、」





こっから先、見てるのも苦しいことになるけど、




ここまで落ちたらやるしかない。





ふっかにこのままやらせるのはしんどそうだから、



俺が処置、



ふっかはサポートで入ってもらう。





深「阿部ちゃん？、、ちょっと苦しいから、お胸に管入れようね？

お口、あーってしてよっか、、」




ふっかが口を開けてくれたから、




岩「キシロカインいくよ、、」




口に軽いスプレー麻酔を噴射する。





岩「喉頭鏡、、、、入った、、」




喉頭鏡が入ったらもう一回キシロカイン噴射。

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