雪の舞う病院３

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深澤side



次の日も、また次の日も、



翔太は気分が沈んだままで、




ストレス性なのか熱は下がらず、




かといって翔太も下げる気はないのか




いかにも無気力って感じ。




話しかけても必要なことしか、、というか、




必要なことも話してくれず、



なにも進んでない状態。




このままじゃ良くないのは分かってんだけど、




どうやって進めたらいいかってとこだよね、、、







深「、、、はぁ、、」




思い悩んで、医局でひとり。



ため息をつく。




岩「、、なに？疲れてんの？」




気付いたらコーヒーカップを持った照が近づいてきて、




ニヤニヤと俺を見下ろす。




深「、、なにさ、、楽しそうにさ、、、」




岩「そんな楽しくはないけど、笑」





深「ニヤニヤしちゃって、、、」




岩「なに？翔太のことでしょ？

そんなとこでぶーたれててもしょうがないでしょ？」




深「まあ、そうなんだけど、、」




岩「どうしようもないの？」




深「バスケ部？許可できる？」




岩「許可は、、できないね、」




深「でしょ？だったらどうしようもないじゃん？」




岩「ほんとに？元バスケ部でしょ？」




深「、、、そうだけどさ、、元バスケ部だからって、


、、あ、、あのさ、中庭にさ、、バスケゴールあったよね？」




岩「あるよ。端っこに一つだけだけど、」




深「、、わかった。」




漠然とだけど、



なにか開けた気がした。

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