雪の舞う病院

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目黒side



Ｘ線の部屋が取れたみたいで、




案外早く連絡が来た。




目「康二？先生がお胸のお写真撮ろうって。」




康「、、いやや、、」




ぐずぐずしながら、



でも、本気じゃない感じかな、、、




目「大丈夫お写真だけ。康二もパシャパシャ好きでしょ？

なんも痛くない。苦しいこともしない。

康二は服脱ぐだけ。それもめめが手伝ってあげるから、、ね？」




康「、、ん〜。。」




このん〜は良いよってこと？




目「よっしゃ、行くよ。」





だっこするとそこまでバタバタしない。




何とかＸ線室に着くと、



手前でイスに座ってもらって、




目「康二、バンザーイ、、、」




服を脱がせて、


検査用の簡易の服を着せる。





目「じゃあ、ここ立って。

おててここ置いて、、、そうそう、上手。

じゃあさ、めめちょっとだけ向こう行くけど、すぐに戻ってくるからね。」




康「、、あかん、、あかん、、、」




立ち去ろうとしたけど、



後追いしてくる康二。





目「大丈夫。10秒くらいでお写真撮ったらすぐに戻ってくるよ。

パシャパシャ好きでしょ？康二ならできるよ。」





康「、、んんっ、、」




そう言うと渋々戻ってくれた。




目「偉い。10秒だけ。怖いかもしれないけど、じっとして頑張るよ。」




康「、、んっ、、」




立ち位置をもう一回調整して、




再び立ち去る。




その後は技師さんの言う事もしっかり聞いてくれて、




パシャパシャっと。




撮れたお写真はお胸が真っ白だけど、




無事に撮影は終了。




目「康二、頑張ったな。

抱っこで帰る？」




康「んんっ、、」




そう言うと、




むぎゅッと抱きついてきた。





目「よし、戻ろう。」





この後、ずっと俺に甘えたい放題だった康二は




薬のおかげか徐々に良くなって、




徐々に幼さが無くなっていった。




それはそれでちょっと寂しい気もするけど、




治ったからいっか。笑

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