ヒマワリ

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『ただいま〜』


そんな慎吾くんの声が家に響いたのは9時すぎ


『おつかれさま、お風呂入ったら？』


慎『シャワー浴びてきたから平気。陽翔は？』


『さっきまで録画しておいたFFFFF見てたんだけどね、寝ちゃった(笑)』


慎『そっか、見てくるわ』


寝室へ向かう慎吾くんに着いて行く


『ただいま〜』


そういって陽翔の頭をなでる慎吾くん


慎吾くんが帰ってくる時間にはだいたい寝てる陽翔


朝しか会える時間がないから休みの日は必ずどこかへ遊びに行ってくれる


『今ご飯にするね』


そう言うと慎吾くんは嬉しそうに椅子に座った


慎『うわ、美味そ！』


どんなときでも私の料理を美味しいと言ってくれる慎吾くん


こんなに嬉しいことはないよね


『あ、今日ね球場でね』


『ん？』


ご飯を食べながら不思議な顔をする慎吾くん


『こないだのFFFFF見たよって二人に声かけられちゃってね』


慎『ほんま？(笑)』


『その一人の方がね前にも球場であったことがある方でね』


慎『なんそれ！すごない？(笑)』


『びっくりしちゃったよ(笑)』


慎『みんな見てくれとるんやなぁ』


『それでその子ね慎吾くんのファンで頑張ってください応援してますって言ってたよ』


慎『そーなん？嬉し』


『それを見て陽翔も嬉しそうだったよ、パパ頑張ってるねって』


慎『かっこいいとこ見れられとるやろか』


『大丈夫、こないだ自慢のパパって言ってたから』


慎『陽翔そんなこと言うん？』


そういって照れてる慎吾くん


『慎吾くん…たくさんの良い人に囲まれてよかったね』


慎『そーやな、応援してくれる人のためにも頑張らないとな』


『うん、頑張れ』


慎吾くんは私の頭をぽんぽんとして着替えに部屋に向かっていった

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