ヒマワリ

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0時を回った頃。もちろん陽翔は寝ちゃって私も寝ようかななんて思ったけどやっぱり慎吾くんを待ってたくて私は起きてた


ファイターズのラインのグループにおめでとうとメッセージを送ってテレビのチャンネルを適当に変える


どのニュースでもファイターズの優勝が取り上げられててにやけてるな


ふわぁとあくびをした時ガチャと玄関の開く音がした


私は玄関に走って向かう


『おかえり』


そう言うと慎吾くんは少し驚いた顔をしたけどすぐ笑顔になった


『ただいま、優勝したで』


そうつぶやいて私を抱き寄せた


『おつかれさま、かっこよかったよ』


慎『ありがとう』


そう言うと腕に力を入れる慎吾くん


今日どんな気持ちで戦っていたか、優勝がどれだけ嬉しいか。


慎吾くんの腕からたくさんのことが伝わってくる


『とりあえず今シーズンもおつかれさまでした』


慎『ありがとうございます』


『かっこよかったよ』


慎『なん？やけに素直やん(笑)』


『いいでしょ、今日くらい』


慎『俺はいつもそのAでいてほしいねんけど？』


『馬鹿言わないでよ(笑)』


慎『バカちゃうで(笑)』


そう言ってリビングへ向かう慎吾くん


足を止めて振り返る


慎『今日勝てたんはAのちゅーのおかげやな』


『なっ、！』


今きっと私は顔が真っ赤だ


こんなこともさらっと言える慎吾くん


あなたは世界一かっこいい

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