救済します 3【名探偵コナン】

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私の言葉に松田さんは先程よりもほんの少しだけ、表情が緩くなったような気がした。

それは勿論、他の四人も



「これで俺達から聞くことはもうない」



その言葉を聞いて、肩の力が抜けた



『聞かないんですね、私が、何者なのか』



「聞いてどうする？

お前はこの世界に住んでいる神楽Aだろう？

それ以上でも、それ以下でもない」



『そう、ですか』



「それに、先程お前は答えられる質問は全て返すつもりですと言ったな。

つまり質問したら答えにくい物があるということ、まだ高校生である君をあまり詮索はしないさ」



そこまで考えているんだ、この人は​────



「っにしても、腹減ったなぁ…」



『もう19時前ですもんね…折角ですし、何か作りましょうか？』



「ホント？」



『はい、私でよければ』



「それじゃ、お言葉に甘えようかな」



先程の緊迫したような雰囲気が一気になくなった



「そういえば、まだ俺達自己紹介してないよな？」



思い出したように景光さんがそう言った



『そうでしたね。

…ご存知かと思いますが一応。神楽Aです』



「やっと本人から名前が聞けた！

俺は萩原研二だよ、よろしくねAちゃん」



「松田陣平だ」



「諸伏景光だよ。あ、今は緑川唯って偽名だから、外ではこっち(緑川唯)の名前で読んでね」



「伊達航だ、これからよろしくな嬢ちゃん」



「降谷零だ、訳あって＿＿＿

いや、予知夢をよく見る君なら知っているか。

外では安室透の方で呼んでくれ」



『分かりました。これからよろしくお願いしますね』



五人は頷いたり、「おう」など声で返してくれる。

そして何か言いたそうにしていた



『？？？』



「「「「助けてくれてありがとう/ありがとな」」」」

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