救済します 3【名探偵コナン】

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「嬢ちゃん、次俺の質問に答えてくれるか？」



『…どうぞ』



決していいですよとは言わない。

言動を取られたらあっちのペースになってしまう



「刑事といえど命は一つ​───」



『！』



聞こえてたのか…聞こえてないと思ってたのに



「何故この言葉を知っていた？

そして、何故ナタリーの名前を知っている」



予想外な質問だ。

絶対聞こえてないと勝手に思っていた私が悪いのだが



『予知夢で見たんです。

伊達さん、あなたが言ってたのを…

それとナタリーさんの名前を知っているのは、ナタリーさんが…』



一呼吸置いて、口を開く



『あなたの後を追って死ぬ、そんな酷い予知夢を見たから』



そう口にすると全員が目を見開いた。

それはそうだ、愛する人が、同期の彼女さんが死ぬって聞いたら誰だって



「そうか…それで、」



『…そんな表情をしないでください。

結果として、伊達さんもナタリーさんも生きてるんですから』



あなた達にそんな表情は似合わない。

そんな表情をしないで​───



「そうだな。ありがとな、嬢ちゃん」



『いえ、お礼を言われるようなことでは…』



あなた達が生きているだけで私は嬉しい

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