幼馴染みの同期が全員イケメンについて 2【警察学校組】

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『伊達とナタリーはバームクーヘンで、美和子と由美はクッキーかな。萩原は​────』


「………マシュマロとかでいいんじゃねえの」


『マシュマロ？あー、いい案だけど却下。んー、マドレーヌにしよう』



バレンタインであげるお菓子を買いに行きたいと話した後、松田はずっと不機嫌な顔をしている。面白くない、とでも言いたげな表情だ。いつもお世話になってるんだから、あげるくらいいいじゃない。

癪だけど、アンタたち4人にもあげる用のお菓子も買うんだから。まあ降谷と諸伏の2人はあげられるのか危ういけど。松田のお菓子は……流石にあげる本人の前でお菓子を買いたくない。



『松田、一旦そこで待ってて』


「この人混みで待つのか？今度はお前が迷子になるんじゃねえの」


『失礼ね。迷子になんかならないわよ！』



この後、松田にあげる用のお菓子も買って、無事に松田の元に戻った。『私は子供じゃないんだから！』と文句を言って戻って来た。「へいへい」と雑に返されてしまったが。



『こっちとこっち、どっちがいいかな』


「右が似合うんじゃねえの」



松田から見て右はパステルカラーのスカート。お菓子を買った後に服屋で春用の私服を買うおうと、松田に私が似合いそうな服を選んでもらう事にした。

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