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「本当にありがとうございました!!」
「ばいばい!おにいちゃん、おねえちゃん!」
『ばいばい。もう迷子にならないようにね〜!』
少年は私たちに向かって敬礼をして母と手を繋いで杯戸町ショッピングモールの出口に向かって行った。私もちゃんと敬礼した後に手を振ってあげた。やっぱり子供にとって、警察官はヒーローみたいな存在なんだな。
「そろそろ飯の時間にするか」
『そうだね。先にお昼食べちゃおうか』
腕時計を見ると12時を過ぎていた。お昼を食べるのに丁度いい時間だ。松田がレストランがある階へと足を進める。私も松田の後ろを着いていく。さて、お昼は何を食べようかな。
『松田ってカレー好きなの?』
「まあな、よく食べるぜ」
『へえ、そうなんだ』
私たちはレストランでお昼を食べず、フードコートでお互い好きな物を食べる事にした。松田はカレーで私は温かいうどんにした。このきつねうどん美味しいな。
『私がみんなにあげる用のチョコ買ったあとはどうする?』
「夜になるまでフラフラしてようぜ。今日の目的は観覧車に乗る事だからな。お前の行きたいトコに付き合う」
『そう?じゃあ服屋に寄らせてほしいな』
コイツ本当に観覧車に乗る以外の事考えてないな。計画性無さすぎじゃない?男子ってそういう感じ??まあでも女の子好きな萩原だったら計画きっちり立ててエスコートしてくれそうだけど。
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友花(プロフ) - 霊沙さん» コメントありがとうございます!これからまた更新を致しますので楽しんで頂けましたら嬉しいです!! (12月29日 15時) (レス) id: acf6f184ba (このIDを非表示/違反報告)
霊沙 - 更新待っています!たのしみにします! (2022年7月8日 22時) (レス) @page22 id: 248214e325 (このIDを非表示/違反報告)
友花(プロフ) - LieNさん» ありがとうございます!引き続き楽しんで頂けたら幸いです♪ (2022年5月5日 17時) (レス) id: b5f8da6545 (このIDを非表示/違反報告)
LieN - 続編おめでとうございます!!すごく嬉しいです!!更新引き続き頑張ってください! (2022年5月5日 12時) (レス) @page5 id: d1a86c12e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:友花 | 作成日時:2022年5月3日 19時