運命という歯車 ページ14
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もしかしたら、元より決まっていたことだったのかもしれない。
世界は私の為にまわっている訳ではないし、宇宙は私の為に広大な訳ではない。
それなのに、何故だろう。
今私の目の前にいるのはロウでも、星導くんでも叢雲くんでも伊波くんでもない。
見下ろされるのには慣れたはずだったのに圧倒的になったその視線に、恐怖する。
それでも、ロウが私をみてくれるのなら、それでもいいかもしれない。
｢付き合ってない癖に、デートなんか誘っちゃってさあ！家まで連れ込んで、あんた何様な訳？｣
知らない子。知ってる子。わからなくなるくらい入り交じって肥大化した感情に殺される。
どうして私を虐める彼女は私がロウを家に招き入れたことを知っているのだろう。
どうして、デートに誘ったことを知っているのだろう。
それは、ほんの些細な違和感だった。
知らない方がいいこともある、と大人はよく言うものだ。
もしかして、なんて淡い期待を抱いたとして彼は私を救ってくれるのだろうか？
答えは否、だろう。
｢付き合ってもない癖にキスとか、ほんとムカつく。ロウくんの為なら何時間でも待てる、とかくさいことばっか言いやがって。マジきめえんだよ｣
目の前に立つ彼女は一体誰だろう。
それを知ったとして、確証を得れる訳でないだろうが。
｢ねぇ、どうしてそれを知っているのかしら｣
痛めつけられた身体はもう動かない。だけども、聞かなければいけないことだった。
｢はあ？馬鹿言わないで。そんなの、_______｣
やはり世界は私の為にまわっている訳ではないらしい。
それでも、それが貴方の愛だと言うのなら
私は軽んじて受け入れるだろう。
｢バラすのはえーわ。やっぱ頭の出来が良くない奴らに頼っちゃダメだな｣
ねぇロウ、それは私への独占欲？
愛おしそうにするその瞳は、私の為？
｢そうね、私も。ほんとムカつくわ｣
飼い犬の癖にでしゃばるだなんて許せない。
｢はは。だってお前は俺に心配されて満足、俺はお前に求められて満足、だろ？｣
生意気な狼。
｢ロウくん、？私たちが、なんて｣
動揺する猿に威嚇するのも、私への愛？
机を蹴り飛ばして笑う貴方は狂犬そのものだった。
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わたし(プロフ) - 翡翠さん» もったいないお言葉ありがとうございます😿‼️めちゃくちゃ嬉しいです…（；_；）沢山可愛いお話書けるようにがんばります🖐🏻 (3月21日 0時) (
レス) id: 8fbd389275 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 狼さん推しでもないのについつい惹き込まれて読んでしまいました…💗蛸さん推しなのであとがきで刺されました💘😇次回作も楽しみに待たせていただきます😆 (3月19日 20時) (レス) @page17 id: 93744aa2ce (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 完結おめでとうございます❕世界で一番好きだと言える作品&作者様にお会いできて嬉しい限りです（ ; ; ）次回作もお待ちしてます︎‼︎頑張ってください‼︎ (3月16日 14時) (レス) @page17 id: e51a31b13f (このIDを非表示/違反報告)
紅奈虹夢＠虹茶(プロフ) - .....最高でした！ (3月16日 0時) (レス) id: 763d4d21f9 (このIDを非表示/違反報告)
るぅ(プロフ) - 主人公とロウくんとの絡みが好きすぎて…！！狂愛ってやつですかね？どんどん堕ちていくのが堪らなく好きです！！ (3月15日 13時) (レス) @page14 id: be2ad56f0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わたし | 作成日時：2024年3月13日 8時
