【文スト】文豪さん、反応記録帳。六冊目

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芥川龍之介
「僕が判るか」
貴女の肩を正面から掴み問いかける。
「…」
口をパクパク動かす貴女に、眉を顰める彼。
「…必ず戻ってくる」


中原中也
「おいｯ！」
急いで駆け寄ると、髪が乱れた事も気にせずに、必死に呼びかける。
「A確りしろ、目を瞑るんじゃねぇ」
反応が薄い貴女に、心臓が痛いくらいに鳴る。


森鴎外
「理由を訊ねるのは後にしよう」
意識が途切れる前に、彼が呟くのが聞こえる。
テキパキと対処していくと、念の為大きな病院に連れていく彼。
「…君が話したい処からで良いよ」


坂口安吾
「Aさん、息を」
貴女の衣服を緩めると、心配そうに眉に皺を寄せる。
「…こんな事をする、貴女何て嫌いです」
我ながら子供じみた発言だ、と一人罪悪感を抱く。
「…救急車、こんなに遅いんですか、」


フョードル・ドストエフスキー
「…毎度困ったものですね」
慣れた様子で、背中を摩る彼。
「お酒まで呑んで、」
ふっと、彼の瞳が陰る。
「……例え貴女でも、貴女自身を傷付けることは見逃せません」


条野採菊
「(…心拍がおかしい)」
部屋に訪れた彼が、貴女の様子に気づく。
「Aさん、他の人を呼んできますから」
急いで近くに居た鐵腸を呼ぶ彼。
アフターケアもバッチリする。

＊非異能力者の貴女が飛んできた爆弾を「ホームラン☆」と云って打ち返した→←→

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