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ページ33

「…ま、眩しい」


芥川龍之介
「ここなら陽が当たらぬ」
今日は曇りだからと、油断して外出していた貴女。
突然差し込んできた陽の光に、彼が気を利かして日陰を探してくれる。
「水飲むか」


中原中也
「吸血鬼ってのも大変だな」
窓から差し込んできた光から守るように、ふわっと貴女を抱きしめる。
「不便があったらいつでも云えよ」
恋人にしか聞かせない優しい声でそう呟く彼。


森鴎外
「どのような感じで辛かったのか聞いてもいいかな?」
貴女が落ち着いた頃を見計らって、話を聞く彼。
「…いやあね、これでも元医者の端くれだから、何か改善できるかと思ったのだけれど、
苦しむ貴方の力になりたい彼。


坂口安吾
「貴女、本当に吸血鬼なんですね」
スーツを脱ぐと、貴女の頭からすっぽり掛ける彼。
ごめんね、面倒で、と唇を尖らせる貴女に、いえ…他意はありませんと困ったように笑う。
スーツの陰の中で笑い返す。


フョードル・ドストエフスキー
「そんなに陽の当たる場所にいるからですよ」
貴女の手を引いて歩く彼。
「…僕といれば光の眩しさに苦しむこともない」
振り返って貴女に笑いかけた彼の真意が読めず、戸惑う貴女。
「ふふ…そのままの意味ですよ」


条野採菊
「それは大変ですね」
軽々と貴女を抱えると日陰に避難する。
よっと貴女を下ろすと、大丈夫ですかと顔を覗き込む。
「異能技師に相談してみては?」
手術でどうにかなればの話ですが、と悩む彼。


末広鐡腸
「…」
無言でばさっと外套を広げる彼。
「日陰だ」
シュールな光景にくすくす笑いながら、彼の胸に飛び込むとすっぽり収まる貴女。

*風邪をひいて彼に看病してもらっている貴女が、無理をして勉強していた→←*貴女が吸血鬼だった



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作品ジャンル:アニメ
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もちのあじ(プロフ) - yuuki Sさん» 遅くて申し訳ないです...!そう云って頂けて作者も更新を続けることが出来ます!ありがとうございます! (2023年5月6日 0時) (レス) id: f3a193ffbe (このIDを非表示/違反報告)
yuuki S(プロフ) - 更新ありがたいです✨️ほんとに主様の小説大好きなので、更新が毎度楽しみです!! (2023年5月4日 23時) (レス) @page48 id: 07c571410b (このIDを非表示/違反報告)
もちのあじ(プロフ) - NIKOさん» 作者の脳裏にもそれはそれは鮮明に…ッ! (2023年5月1日 23時) (レス) id: f3a193ffbe (このIDを非表示/違反報告)
NIKO - だ、太宰さんの、優しい笑顔が脳裏にぃぃぃぃぃ!!!はぁ…好き( (2023年5月1日 16時) (レス) @page47 id: 412fd2ba39 (このIDを非表示/違反報告)
もちのあじ(プロフ) - マカロンさん» ついでに自分もお願いします← (2023年4月29日 22時) (レス) id: f3a193ffbe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もちのあじ | 作成日時:2022年12月4日 19時

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