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*貴女が手編みの手袋を贈った ページ14

「良かったら、使って欲しいなぁ、...なんて思って」


中島敦
「僕に...態々作ってくれたんですか」
こくん、と少し照れ臭そうに頷く貴女を見て、想いの詰まった手袋を大事そうに胸に当てる。
「嬉しい、...僕、嬉しくて死んじゃいそうです」
嗚呼、でもせめてこの手袋を使ってから...と幸せを滲ませる彼。


太宰治
「!」
貴女が取り出した手編みの手袋に、目を輝かせる彼。
「...真逆、私にくれるのかい!?手作りの!!手袋を〜!!」
嬉しくて業務中にもつけちゃう。
「国木田君、私の手元を見給え!とても仕事が出来ッ痛いよ!!!」


国木田独歩
「有難う...その、実はだな...」
急にもごもごしだした彼に、何事かと思えば、彼が取り出したのは貴女の好きな色の手袋。
「偶然だな」
二人で肩を揺らして笑う姿を、社員がこっそり写真に収める。


福沢諭吉
「丁度、手先の冷えに頭を悩ませていたところだ」
包装されていた包みを丁寧に畳みながら、有難うと笑う彼。
さて、御礼は何にしようかとなれない百貨店に赴く。
「...乱歩、付いてくるなと云っただろう」
「だって面白そうなんだもん」


江戸川乱歩
「これ手作り?」
ふ〜ん、有難うと手袋を上に掲げると懐にしまい込む。
期待した程の反応が得られず、若干ガッカリした貴女。
書類を整理して、部屋から出てきた時机の上に貰った手袋を並べて嬉しそうにしている彼が。


綾辻行人
「君にも特技があったんだな」
どういうことですか、と唇を尖らせる貴女にぐいっと近づく。
「...ご所望通り、君の事を捕まえておいてやろう」
整った顔が言葉のまま、目と鼻の先に。


女性から男性へ手袋を贈る
  →「私を捕まえて!」

→→←→



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作品ジャンル:アニメ
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もちのあじ(プロフ) - yuuki Sさん» 遅くて申し訳ないです...!そう云って頂けて作者も更新を続けることが出来ます!ありがとうございます! (2023年5月6日 0時) (レス) id: f3a193ffbe (このIDを非表示/違反報告)
yuuki S(プロフ) - 更新ありがたいです✨️ほんとに主様の小説大好きなので、更新が毎度楽しみです!! (2023年5月4日 23時) (レス) @page48 id: 07c571410b (このIDを非表示/違反報告)
もちのあじ(プロフ) - NIKOさん» 作者の脳裏にもそれはそれは鮮明に…ッ! (2023年5月1日 23時) (レス) id: f3a193ffbe (このIDを非表示/違反報告)
NIKO - だ、太宰さんの、優しい笑顔が脳裏にぃぃぃぃぃ!!!はぁ…好き( (2023年5月1日 16時) (レス) @page47 id: 412fd2ba39 (このIDを非表示/違反報告)
もちのあじ(プロフ) - マカロンさん» ついでに自分もお願いします← (2023年4月29日 22時) (レス) id: f3a193ffbe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もちのあじ | 作成日時:2022年12月4日 19時

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