【文スト】文豪さん、反応記録帳。

＊感情が消えて、「怪我をしても痛くない、どうして痛いの？」と云った ページ31

「怪我をしても、痛くない。どうして痛いの？」

中島敦
「それは、...」
貴女の感情が無いから。
本人を目の前にすると、そう云うのが憚られる。
「でも、怪我をして痛いと、嫌ですけど、でも痛くないと困るんです、」
貴女が暴走してしまう未来が見えて、一人不安になる。

太宰治
「う〜ん、そうだねぇ」
「それは、Aがこれから成長する証さ」
でも、痛いのは嫌。
「最もだ！私も心中する時は成る可く痛みの伴わない方法がいいよ！」
いつか、貴女が「痛い」と云う日は来るのでしょうか。

国木田独歩
「それは、『無痛症』ではないか、？」
「1度病院に行くか、与謝野女医に診てもらうべきだ」
敵と戦って傷だらけの身体に包帯を巻きながら云う。
「取り敢えず、まず事件に巻き込まれるな。あと俺の傍を離れるな」
弱い立場にある貴女が不安なんです。

福沢諭吉
「それは今だけだ」
「何れ、Aも痛みを感じる時が来る」
「大丈夫だ、安心しろ」
痛みを感じないことをなんとも思ってない貴女は、どうして「安心しろ」なのか理解が出来ません。
「...難しく考えるな」

芥川龍之介
「ふん、」
大して大きな反応をせず、部屋をでる。
「...首領」
「少しお時間を頂戴したい」
それか彼は首領に事の全容を話す。
普段誰かに相談するという事をしない彼にとって、むず痒いに他ならないが、貴女を想ってプライドを捨てる。

中原中也
「...本当は多分痛てぇんだよ」
「お前にはまだ其れが分からないだけだ」
真っ直ぐとした瞳に捕えられる。
何時になったら分かるの、
「きっと、...直ぐ分かる」
そう云って深く帽子を被る。
まるで、顔を隠すかのように。

森鴎外
「うーん、それは」
「実に難しい問題だ」
でも、実際今君の手の甲からは血が流れているだろう？
今のその気持ちが「痛い」と、云う事だよ。
まるで子供を諭すように。
ゆっくりゆっくり語りかける。

坂口安吾
僕は何をしてあげるべき何だろうか。
彼女からあの言葉を聞いて1人で考え続ける。
そして、彼が至った答えは。
「その一、僕の傍を離れない事」
「その二、血が出ていたら僕に云いなさい」
「いいですね」
仕事で忙しい彼の傍を離れるななんて、無理な話なのにそんな、お願いまでしてしまいます。

＊彼が受けるはずだった銃弾を受けて、歩いて帰ろうとした→←＊幼児になって、それぞれの長を見て泣いた

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