【文スト】文豪さん、反応記録帳。

＊感情が消えたけど、悲しそうに泣いた ページ27

「...っ、うぅ、」

中島敦
「Aさん、...」
トントンと、一定のリズムで背中を優しく叩く。
「もう少しの辛抱ですから...」
貴女が回復へ向かっている証拠だと分かっているから、どうしようも無い。
「今は、泣いていいんです」
彼も貴女と同じように辛そうな顔をしています。

太宰治
「...君は今、何が不安だい？」
ソファに二人で腰掛けて、問いかける。
...分からない。
「...漠然とした、何か、か、...」
もがき苦しんでいる貴女を救いたい、が、貴女自信が分からないのであればそれは太宰にも救いようのありません。
その事実が彼に重くのしかかる。

国木田独歩
「...お前は、俺にどう声を掛けて欲しい」
訳の分からないまま悲しそうに泣く貴女を見て、彼自身も混乱しています。
「すまん、」
「余計困らせたな」
大きな手が頭を撫でる。
貴女の泣き顔を見るのは、理想に入ってない。
故に、何時も頑固で固い国木田独歩では無くなる。

福沢諭吉
「偶には涙を流すのもいいだろう」
「泣いている自分を悲観しない事だ」
そう云って、暖かい緑茶を出してくれる。
「ほら、みぃちゃんもそう云っているぞ」
にゃー、『まぁ、そうではあるな』
「...煮干を忘れていた」
部屋の奥に煮干を取りに行く社長。
普段通り、が優しさ。

芥川龍之介
「何故泣いている」
...分からない
「ならば、僕にも分からん」
彼が仕事を終え、部屋に戻って来た時泣いている貴女に遭遇する。
「分かるのは、貴様が哀愁を漂わせ泣いている事だ」
「僕は、何をすべきか」
分からないから、本人に聞く。
でもその本人も分からない。

中原中也
「...何があった...、って訳じゃ無さそうだな」
素早く察っし、只只ずっと隣にいる。
「まぁ、んな日もある」
「何となく泣きなくなる日があっても別にいいんじゃねぇの」
突っ放すように言ってますが、実は物凄く心配してます。
「...俺も泣きてぇ」

森鴎外
「そうだね、」
「辛いねぇ」
普段の首領の顔とは違う、完全に大切な人を守る顔になっています。
「こうやったら、落ち着くかい？」
優しい優しい彼の声にいつの間にか眠りに落ちる貴女。
「...私は何も出来ない、無力だ」

坂口安吾
「今貴女が思っている事を、なんでもいいから言ってみなさい」
「ゆっくりで大丈夫です」
分からない...分からない、
「...分かりました」
泣きじゃくる貴女にどう接していいか解らず、仕事を減らしてもらってまで、傍にいる。

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