【文スト】文豪さん、反応記録帳。

＊太宰の妹だと知った ページ10

「いつも兄がお世話に...」

中島敦
「え...」
目が点。
「きょ、兄妹だったんですか！？！？」
思わず3時のおやつである、大福を落としそうになる。
黙ってたつもりは無いんだけど...
「確かに...言われてみれば似てるような...」
敦くん。私ちゃんと仕事してるよね...？？

太宰治
(首領から告げられる)
ふいっと、こっちに顔を向ける。
「何となく、近い匂いはすると思ったけど...」
「驚愕(びっくり)だね」
えっと、...お兄さん...
まだ戸惑う私に近づいて頭に手を乗せる。
それは完全に家族を見る目。

国木田独歩
「何のドッキリだ」
カタカタとキーボードを打つ手を止めない。
「...は？」
急に我に返り、キリッとした目で見つめられる。
「そんな訳無いだろう、なぁ、」
国木田の手帳には「Aと結婚する」という字が。
将来太宰が義兄さんになることに動揺が隠せない。

福沢諭吉
「そうなのか」
ズズっとお茶を啜る。
え、驚かないんですか？
「なんなく感ずいていた」
わ、私は仕事をし、していますよね？！
「安心しろ、そういうことではない」
...いつも兄がすみません

芥川龍之介
「何故早く言わなかった」
ものすごい形相で詰め寄られる。
いや、言わなかったというか...言えなかったというか
そう言うとスタスタと歩いて何処かに行く。
ど、何処に
「太宰さんに会いに」
うん、何を聞きに行くつもりなんでしょう？

中原中也
「はぁぁぁぁぁ！？！？！？」
あの青鯖の妹！？！？
この方は大混乱。
今まで黙っててごめん...
「や、それは別にいいんだけどよ...」
ガッと肩を掴まれ、
「お前があいつの妹とか、信じられん」
中也、肩、痛い。

森鴎外
「まぁ、知っていたけどね」
誰にも言って無かった筈なんですけど...
「マフィアの首領に知らないことなんてそうそうないよ」
確かに...
「リンタロウ！どうしてちょっと震えてるのよ？」
「エリスちゃん！！余計なことを言わない！！」
自分の娘のように可愛がっていた子が、太宰の妹だと知ってちょっとショックな様子。

坂口安吾
「それは初耳です」
そう言いながら、少ない休憩時間を堪能する安吾。
「何かあまり想像できませんね」
何が？
「2人が兄妹としている姿がですよ」
ちょっと羨ましい？？
「馬鹿なこと言わないで下さい」
そう言ってそっぽを向く。
羨ましいのね、

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