【文スト】文豪さん、反応記録帳。

＊アルビノで夜空を見ながら「朝日が見てみたいな」と言った ページ38

「、朝日が見てみたいな〜...」

中島敦
「...僕は月の方が何となく好きです」
夜。2人で夜空をボケっと眺めながら話す。
それに、私は夜しか外に出れないじゃない？
「其れは確かにそうですけど...」
Aさんの白い肌が、っ...
急に恥ずかしくなって言葉が詰まる。

太宰治
「一緒に心中したら、見れるんじゃないかい？！」
と、隣で阿呆な事を云っている彼を叩く。
「いったいなぁ〜、冗談だって！」
すると突然、彼の手が頬に来る。
「...個人的に月に照らされてるAが、好きなんだけれど？」
微笑みながらそんなことを云うもんだから、顔に熱が嫌でも集まる。

国木田独歩
「そうか、矢張りそう思うのだな」
「俺の理想にも書き加えておこう」
布団から出て、サラサラと手帳に書かれたのは「Aと朝日を見る」の字。
「俺の理想は、絶対だ」
大きくて暖かい手で頭を撫でられ、いつの間にか眠りにつく。
その日、彼と朝日を見る夢を見たとか、見てないとか。

福沢諭吉
「あぁ、特に日の出は綺麗だぞ」
どんな風にですか？
今まで陽を見た事の無い貴女は興味津津。
「百聞は一見に如かず、だな...谷崎」
直々に谷崎くんにお願いして、谷崎君が映してくれる。
「福沢さん、...朝日ってこんなに綺麗なんですね！」
嬉しそうな貴女を見て、彼も満足気。

芥川龍之介
「別に朝日が見れなくとも、損はしないだろう」
そうなんだけど、なんか、ねぇ？
見たこと無いんだもの！
「それに、Aには夜空の方が似合う」
ゴホッ
口を押さえながら、そう云われる。
え、ねぇもういっか
「言わぬ」

中原中也
「いつか俺が見せてやる！」
見せてやるって...どうやって？
勢い任せに出た言葉かと思いきや、
「ん"...」
勢い任せだった。
でも、待ってるね
「おう」
肩を並べた2人が交わした約束。

森鴎外
「”月の元で活動する構成員”」
何の話ですか？
「なかなか良いねぇみんぐせんすだと思わないかい？」
...思いません！！
「そうかい？私はいいと思ったのにねぇ」
普段とは打って変わった穏やかな笑顔。
隣のソファに座った彼との距離がもどかしい。

坂口安吾
「...僕も朝日が見たいです」
建物にずっと篭もりっぱなしで机仕事(デスクワーク)をしている彼も、考えていることは貴方と同じ。
安吾は働きすぎよ？ブラック企業じゃないんだから！
「企業では無いですけど、ブラック過ぎます」
ふふっ、そうだね
朝日は見れなくとも、幸せそうな貴女に心底安心する、ちょっと眠そうな彼。

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