大丈夫宣言

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持ってきた飲み物が無くなってしまい、自販機に向かった


すると、その横のベンチで誰かが横たわっているのが見えた


目を凝らすと、それはメンバーであった




「阿部っ！！」




「だ、てさん、」


明らかに体調が悪そうな阿部を見て不安になる


「た、すけて、吐いちゃった」


申し訳なさそうに眉を下げる阿部に色々言いたいことはあったが、今は違うと考えてとりあえず楽屋に連れて帰った














楽屋に入るとそこには照と佐久間と目黒がいた


3人とも驚いた様子だったが、状況を把握するとテキパキと動いてくれた




阿部はとりあえずソファに横にならせて、口元にタオルを敷いた


佐久間はそんな阿部を心配そうに見つめている




阿部を着替えさせたり、色々やり終え、一息着いた時


阿部が目を覚ました




「おはよ」




佐久間が普段よりも小さい声で阿部に声を掛ける


いつの間にか全員集まっていた楽屋でソファの周りを8人で囲う


みんな不安そうに見つめている




話を聞くと、朝から頭が痛かったらしい


それもお決まりの偏頭痛で


メンバーからのお叱りを受けて、しょぼんとしている阿部はさながら猫みたいだ




「とにかく、体調悪い時はメンバーの誰かにも言ってね」


「善処します」


それ絶対直らないやつだと言うツッコミは心の中に留めておいた



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