FTの世界に転生した少女の物語4【FAIRYTAIL】 (ページ9)

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グ「邪魔するつもりならやってみろよ。もっとも、お前らごときの力じゃあ、チャージ完了までもたねぇだろうがな」

エ「グレイ……」

エルザはグレイの言葉に怒りの感情は湧き出てきた様子。Aは何とか宥めようとするとシャルルが声を上げた。

シ「あ！！ドラゴンマニアがこうして人工的にドラゴンを作り出そうとしている危ない魔導士がいるって聞いたことがあるけど…」

ウ「それがあなたなの！？」

ダ「その失礼な噂はこう変わるのね。天才科学者ダフネが人工的にドラゴンを作り出すことに成功したってね」

得意げに言うダフネ。それにエルザを宥めていたAはドラゴノイドに向き直し、エルザと同じように少々怒りの感情が出ていた様子。ダフネは笑い声を上げた。

ダ「完成に至るまでは本当に長い道のりだったわ。その第一歩は人工ドラゴンの卵を孵化させるとこから始まったわ。

私の住んでいた街はデータを取るにはもってこいだったんだけど、私を含む街の住人はみんな隠匿(ヒドュン)が使えちゃうのよね。で、そんな実験データの取れない街なんて私には用なし。

罰として彼らの隠匿を解けないようにしてやったわ。そして隠匿で消えた住民は感知できない。不完全なドラゴノイドにも罰を与えたわ。そしてその街はやがて”音無の街”になった。

その後も研究を続けた私はついに気づいたの。ドラゴノイドを動かすには滅竜魔導士の力がいるってね」

ダフネの話にAたちは各々の感情を表情に少しばかり出していた。再びダフネは叫び始めた。