FTの世界に転生した少女の物語【FAIRYTAIL】 (ページ50)

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グ「10年前…イスバン地方を荒らしまわった不死身の悪魔。オレに魔法を教えてくれた師匠ウルが命をかけて封じた悪魔だ。この島の呪いと、どう関係しているのかわからねえが……

これはこんな所にあっちゃならねえモノだ。零帝…何者だ…ウルの名を汚す気ならたたじゃおかねえぞ！！！！」

グレイの言葉にルーシィたちは目を見開いた。少しの沈黙の後、ハートが口を開いた。

ﾊｰ「……もしかしたら、島の呪いはデリオラの影響かもしれないわね」

ナ「おし、そーゆー事ならこの悪魔をぶっ倒してみっか」

ナツの発言にグレイが血相を変えてナツの顔面を殴った。

ル「何してんのよ！？」

『な、治そうか…？』

ナ「いや、大丈夫だ……グレイ何しやがる！！！」

ナ「火の魔導士がこれに近づくんじゃねえ。氷が溶けてデリオラが動き出したら、誰にも止められねえんだぞ」

ナ「そんなに簡単に溶けちまうものなのかよ！！！」

ナツにそう言われグレイは正気を取り戻した。

『大丈夫？』

ナ「オイ！！！殴られ損じゃねえか！！！凶暴な奴だな」

ハ「ナツが言う？」

グ「師匠(ウル)はこの悪魔に“絶対氷結(アイスドシェル)”っつー魔法をかけた。それは溶ける事のない氷。いかなる爆炎の魔法を持ってしても溶かす事のでない氷だ。

溶かせないと知っててなぜ、これを持ち出した…？」