FTの世界に転生した少女の物語【FAIRYTAIL】 (ページ42)

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ﾓｶ「それに……こんな姿になってしまったのは、″月の魔力″が関係しておるのです」

ル「月の魔力？」

ﾓｶ「元々、この島は古代からの月の光を蓄積し、島全体が月のように輝く美しい島でした。しかし何年か前に突然月の光が紫色に変わり始めたのです」

ナ「紫！？そんな月見た事ねーぞ」

ﾓｶ「外から来た者は皆、そう言うのです…だが…現にこの島の月は紫になった……そして紫の月が現れてからワシ等の姿が変わり出した」

Aたちが空を見ると雲に隠れていた月が出てくる。村長のモカが言っていた通り、月は紫色だった。月が出てきた途端、村の人たちは苦しみ出した。

ﾓｶ「驚かして申し訳ない……紫の月が出ている間…ワシ等は、このような醜い悪魔の姿へと変わってしまう。これを呪いと言わず……何と言えばいいのでしょうか？朝になれば皆…元の姿に戻ります…

しかし…中には元に戻れず心まで失ってしまう者が出てきたのです。心を失い、魔物と化してしまった者は殺す事に決めたのです」

ﾊｰ「元に戻れるかもしれないのに？」

ﾓｶ「放っておけば皆が魔物に殺される…幽閉しても牢など壊してしまうのです」