FTの世界に転生した少女の物語【FAIRYTAIL】 (ページ31)

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先程までガヤガヤしていたギルドの外は誰一人としておらず、ギルドの中でAたちは黙り込んでいた。

ナ「出せっ！！！オレをここから出せぇっ！！！」

ミ「ナツ…うるさいわよ」

ミラに注意されても尚、ナツは″出せ″と急かしている。ナツはエルザが捕まったことに納得いっていないようだ。

グ「今回ばかりは相手が評議員じゃ手の打ちようがねえ…」

ル「絶対……絶対なにか裏があるんだわ」

ﾊｰ「A…」

『きっと大丈夫だよ』

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ル「やっぱり放っておけないっ！！！証言をしに行きましょ！！！」

エルザが逮捕された事に納得がいかないルーシィも立ち上がった。黙っていたマカロフは口を開いた。

マ「まあ…待て」

ル「何言ってんの！！！これは不当逮捕よ！！！判決が決まってからじゃ間に合わない！！！」

マ「今からではどれだけ急いでも判決には間に合わん」

ル「でも！！！」

ナ「出せー！！！オレを出せー！！！」

マ「本当に出してもよいのか？どうしたナツ、急に元気がなくなったな。かっ」

マカロフの言葉にナツは思わず言葉を飲み込んだ。そしてマカロフはナツに向かって魔法を放った。″ボゥン″という音を立てて人間の姿に戻った。だがその姿はナツではなく、マカオ・コンボルトだった。

ﾏｶ「す…すまねえ……ナツには借りがあってよォ。ナツに見せかける為に自分でトカゲに変身したんだ」

ル「じゃあ本物のナツは！？」

グ「ま…まさかエルザを追って…」

ﾏｶ「ああ…たぶん」

ｴﾙ「シャレにならねえぞ！！！アイツなら評議員すら殴りそうだ！！！」

『ま、まあ落ち着いて…』

マ「Aの言う通りじゃ。全員黙っておれ、静かに結果を待てばよい」

マカロフの言葉の圧で声を上げていたルーシィたちは黙った。