好きなヒト

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16人の撮影が終わり、私は北人くんを待っていた









北】Aこっちきて









北人くんは私の腕を強く掴み人気の少ないところに連れていく、









そして壁の方へ押され









「 いたっ、」









北】どういうこと？









「 樹くんがタイプだったから、付き合ったの、」









嘘をついていることをバレたくない一心で顔をそむける









北】こっち向いて、ちゃんと説明してくれなきゃ









「 北人くんは、悠さんを大事にしてあげて 」









北】その話は終わったでしょ、俺はAだって。今更 また悠に行けなんて言うのおかしいじゃん、何かあったんでしょ？









「 私、怖くなったの 」









北】俺から好かれること？









「 うん ... 」









北】そっか、迷惑だったんだね、じゃあこれから言わないよ。ごめんね









何も言うことが出来ず、北人くんはその場を去った









涙が今にも溢れそうな顔で









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私は最低だ。









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