Don't Cry (ページ7)

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鈍感ページ7

BH side

いきなりAが俺の話聞きたいとか言い出すからびっくりした笑

頼りにしてないんじゃなくて相談できないの笑

だって自分の好きな子に好きな子の話するんだよ？

それもう告白じゃん！！

｢私って頼りにされてないのかな、とかやっぱ私じゃ力不足なのかなーとか、実はベクにはもう彼女がいてその子にしか相談しないようにしてるのかなとか、だけど彼女がいることも私には言わないのかなとか、もしかしたらべクにとったら私はそれだけの存在なのかなと BH｢ちょっと待って。それどういう意味？｣

…は？

これだけ一緒に飲みに来といてこれだけ相談にのって手を出してないのに俺がAのこと大切にしてないと思ってるわけ？

｢え？｣

BH｢俺にとってAがそれだけの存在ってどういうこと？｣

｢ねえ、なんで怒ってるの？｣

BH｢なんでってAが俺がAのこと大切に思ってないみたいな言い方するからだろ｣

｢…ごめん｣

BH｢はぁ…｣

ここはもう覚悟決めるしかないかな。

BH｢それじゃ俺の話聞いてくれる？｣

途端にAの顔がパアッと明るくなった

本当に可愛い…笑

BH｢俺には好きな子がいるんだけど、その子のこと狙ってる人いっぱいいるんだ。可愛いから｣

真剣に聞いてる笑

BH｢今までのその子に近づこうとした人は俺がちょっと睨んだら諦めたみたいなんだけど最近そうもいかない人が出てきたんだ。｣

｢えっ！ベクピンチじゃん！！｣

いやAのせいでしょ笑

BH｢そうなんだよ笑しかもその人かっこいいし仕事も出来るっていうすごい人なんだ。｣

BH｢それから好きな子はすっごく鈍感ですっごく無神経ですっごく可愛い｣

｢それ褒めてるの？笑｣

褒めてる。

最大限の褒め。

BH｢そんなすごい人相手に…いやそりゃわたすつもりは無いけどさ、俺なんかがかなうのかなーってほんのちょっとだけ不安に思うよ。｣

ここまで言ったらわかるでしょ

俺はAのことが好きなんだよ？

いい加減自分から気づいてくれてもいい時期だと思ってたんだけどなー笑

自分から言わないとダメだったね笑

｢すごいね、ベク｣

BH｢え？｣

｢すごい人相手に頑張ってるじゃん｣

と頭をなでられる。

…これ気づいてないよね？うわーうそーまじでー。

｢確かにそういうすごい人っているよね！話聞いててスホ先輩しか出てこなかった笑でもベクすごく優しくてかっこいいから！｣

だからそいつなんだよ笑

ここまで来て気づかないー？笑