秘密 ページ48
えっと…この状況は…？
え？
どうなって…え？
ちょ、ベク近い…
BH｢ねえ、Aはベクちゃんに何隠してるの？｣
満面の笑みで聞いてくる。
けど黒い笑みにしか見えない…
ベクと壁、ベクの腕に阻まれて逃げ場はない。
｢えっと…な、なんのこと？｣
ベクに話してないこと。
ジョンイナとあったこと、
ジョンイナと話したこと、
ジョンイナに告白されたこと、
ジョンイナを思い出して泣くこと、
ジョンイナと連絡をとっていること、
それから…
BH｢とぼけるの？｣
｢な、なにもないよ？｣
ジョンイナとあっていること、
ベクに心配はかけたくない。
今までさんざん心配かけといて今更だけど…
この間ジョンイナが家に来た時すごく心配させちゃった。
朝まで一緒にいてもらっちゃったししかも先に私が寝ちゃうとかほんとに申し訳ない…
多分ベクはジョンイナと私の関係分かってる。
分かってるからなおさら言えない。
それに…
ベクにもミンソクさんにもジョンイナにもドキドキしちゃう自分がいやで、恥ずかしくて、情けない。
そんなのベクにも相談できない。
愛想つかされたくない。
仲良しでいたい。
BH｢そんなに俺頼りない…？｣
悲しそうに私の首に顔を埋めてくるベク。
そうじゃない…そうじゃないよベク…
すごく頼りにしてる。
大好きだよベク。
でも…
｢ごめんね…｣
BH｢そ…じゃあもういい。好きにして。｣
少し怒ったように言うと出ていってしまった。
これは私の問題だから…
???｢大丈夫？｣
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作者名：ゆきんこ | 作成日時：2016年8月6日 10時
