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自然 ページ44
KI｢えっどこ行った？！｣
｢そこそこそこそこ！！きゃーこっち来ないで！｣
KI｢あはははははっ！！笑｣
ジョンイナがスプレーと新聞を手にして部屋を走り回っている。
すると私の方にもよってくるので必然的に私も走るハメに…
部屋で2人の大人がどったんばったんとかけまわる。
KI｢よしっ！角に追い詰めた！！｣
部屋の隅っこでGが止まった。
新聞の上にGをのせ素早く窓の外にはなす。
｢はぁぁぁ…助かった…｣
KI｢Aってば怖がりすぎでしょ笑｣
｢だって虫は得意じゃないんだもん…｣
KI｢ずっと走ってたじゃんw 俺の後ろ隠れてさw｣
｢だって…虫怖いじゃん…飛ぶし。｣
KI｢えっ飛ぶの！？ゴキブリ！？｣
｢飛ぶよっ！！まさか知らなかった？笑｣
KI｢マジかよ…飛んでこなくてよかった…｣
｢笑｣
いつの間にか付き合ってた時みたいに自然に会話ができていた。
KI｢…｣
｢…｣
なんとなくそれが逆に気まずくて沈黙。
｢お茶入れるよ｣
KI｢あ、うん。｣
お茶を入れてソファに座っているジョンイナの前に置く。
KI｢ありがとう｣
｢ん。｣
KI｢…｣
｢…｣
KI｢…｣
｢あの…話って…｣
耐えられずに話しかける。
KI｢あ…うん…｣
少し考えてからジョンイナが口を開いた。
KI｢あの時はごめん。いきなりあんな事言って。｣
｢…｣
KI｢俺…ストーカーにあってたんだ。｣
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作者名：ゆきんこ | 作成日時：2016年8月6日 10時
