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G ページ43
あれからちょっとしてからベクは不機嫌になる事が極端に減った。
なにかあったのかな？
だいぶ前のベクにもどったみたい。
私としてはベクとはいつも仲良くいたいからありがたいんだけど笑
会社から帰ってきて冷蔵庫を開け水を飲む。
ふぅ…今日も疲れた〜
一息ついてぼすんっとソファに座ると…
カサカサッ
｢きゃーーー！！｣
部屋のすみで黒いあいつが動いた。
一人暮らしの女の子の大敵…
どうしよう…私あれと戦うとか無理だよぉ…泣
ピンポーンッ
はっ！宅急便の人かなっ！？誰でもいいやっ、とにかく助けてもらおう！
｢はーい！！！！！っ！！！！｣
なぜこのタイミングなの…
どうして今なの…
KI｢A…話がしたいんだけど…｣
…っ！！そんなこと言ってる場合じゃ…
いやでもジョンイナは家にいれるべきじゃないんじゃ…
でもへやにGがいるんだもん…
｢…｣
KI｢A…｣
ジョンイナが何も答えない私を見て心配そうにまゆを下げる。
｢…リ…｣
KI｢え？｣
｢ゴキブリ…倒してくれたら…いいよ…｣
その瞬間ジョンイナの顔がパーっと明るくなった。
KI｢わかった！！どこ？｣
｢…こっち｣
…仕方がない。
ジョンイナの話きくぐらいゴキブリ退治に比べればやすいものだ。
こうして私は簡単にジョンイナの侵入を許してしまった。
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作者名：ゆきんこ | 作成日時：2016年8月6日 10時
