感謝 ページ29
ピピピピ…ピピピピ…
いつもかけている目覚ましの音で目が覚めた。
あれ、ベク…
…そうだ。
昨日はジョンイナが来てベクが助けてくれたんだった。
私にかけられていたカーディガンを隣で眠るベクにかけなおす。
とりあえずシャワー浴びてこよう。
鏡を見るとやっぱりひどい顔の自分が映っていた。
ほんとひどい。
ジョンイナにフラれたときよりはマシと言ってもひどい。
はぁ…
シャワーから出て着替えてリビングにもどるとベクはまだ寝ていた。
寝顔…♡
写真撮っとこっ
朝ごはんでも作ろうかな。
冷蔵庫を開けると見覚えのないお酒の缶。
カウンターにはおつまみが置かれている。
ベク…飲みに来たんだ。
見苦しいとこ見せちゃったな…
冷蔵庫にあったもので簡単にサラダとオムレツを作る。
BH｢おはよ…｣
｢あ、おはよう。起きた？もうちょっとでできるからシャワー浴びてきたら？｣
BH｢ん｣
寝起きはいつになく素直だ笑
お皿に盛り付けてパンや飲み物を用意して座る。
しばらくするとベクが上半身裸で出てきた。
｢ちょっと、服着てよっ！｣
BH｢いいじゃん〜ファンサービス♡｣
誰が♡つけてるのっ笑
｢ファンサービスいらないからww｣
BH｢ヤー！レア度5のベクちゃんだぞー！笑｣
｢簡単に脱いじゃってるじゃん笑 まあいいや、食べよ！！｣
BH｢すごいおいしそー！意外と料理できるんだ？笑｣
｢意外とは余計ですー笑｣
BH｢自炊とかしてなさそうだもん笑｣
｢ヤー！毎日じゃないけどやってるもん！！笑｣
BH｢これ美味しいこのパン！！どこで買ったの？笑｣
｢ヤーーー！！！笑｣
嫌なこと全部忘れちゃう。
ベクといると何でも楽しいことに書き換えられちゃう。
ありがとう、ベク。
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作者名：ゆきんこ | 作成日時：2016年8月6日 10時
