記憶 ページ20
｢ん…？ベク…？いっ…｣
飲みすぎた〜
二日酔いで気持ち悪いし頭がんがんするし。
目が覚めたらなんかベクが目の前にいるし。
普通に途中から記憶ないんだけど〜
まあいっか。
どうせそんな大したこと話してないだろうし。
というか布団ちゃんと二人分ひいてくれてんのになんで同じ布団で寝てるの？
まあいっか。
変なこと起きるような仲じゃないし。
｢それにしてもほんと可愛い顔してるよね…普通に女の子よりも可愛いじゃん…子犬。｣
BH｢ちょっとっ！人の寝顔見て女より可愛いって褒めてる？それ笑 しかも子犬ってなんだよ子犬って。確実にけなしてんだろ！！｣
｢っ！！起きてたの！！！？｣
BH｢まあね｣
｢独り言聞いてるとかどうなのそれ…｣
BH｢…独り言言うのがいけないんだよ。｣
｢もーーそういう事言う人はー起きてっ！！｣
布団の中でゲシゲシと蹴る
BH｢ヤーー…まだ寝たい。ね？まだ寝てよう？｣
｢でももう明るいんだってば｣
BH｢そりゃ朝だから…｣
｢朝になったら起きるのっ！！｣
BH｢…ねえ。何も覚えてないの？｣
｢なにを？あ、昨日のこと？なーんにも覚えてない。
なに、もしかしてなんか変なこと言ってた！？｣
BH｢…｣
｢えっちょっと無視なの！？自分から聞いたのに！｣
BH｢ヤーうるさいA。｣
ぎゅーって抱きしめられてそのまま寝る体勢に入るベク。
｢く、くるじぃ…ベク、起きてっ｣
BH｢やだ眠い｣
｢この腕離してよ用意出来ないでしょ｣
BH｢…｣
｢えっベク寝ちゃったの？ちょっと起きて｣
BH｢ベクちゃん就寝中なので文句は受け付けませーん｣
｢起きてるじゃん〜〜っ｣
BH｢あははっ…もうちょっと寝よ？｣
｢…じゃああと10分ね｣
BH｢A大好き｣
｢っ大げさでしょ！｣
結局ベクのペースに流されて二度寝してしまった。
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作者名：ゆきんこ | 作成日時：2016年8月6日 10時
