理性崩壊 ページ18
BH side
だいぶん箸もお酒も進んでAはだいぶん酔っている。
ひどく酔いはじめると俺の隣に座り直して話を続けた。
人肌が恋しいんだとか。
完璧酔ってる。
俺はお酒は強いほうだけどA、あんま強くないのに俺に合わせて飲むから…
｢だからぁ、ベクはぁもぉぉぉっと自信持つべきだよ｣
これは明日きつそうだなー
今は俺の好きな人の話。
ほんっと好きだよなこの話。
BH｢別に自信が無いわけじゃないよ？笑 だけどその子全然気づいてくれないからさ〜俺結構言ってるんだけどね？｣
｢それはぁその女が鈍いのよぉ｣
おい。わかってんじゃん。
BH｢そいつがクソ鈍感なのは今に始まったことじゃないけど笑 ｣
｢いいなぁーー！ベクの彼女｣
は？
…え？
どういう…え？
｢かっこよくてぇ…かわいくて…優しくて…仕事も出来て…オシャレで…絶対幸せにしてくれそーだもん！！｣
…え俺を落とそうとしてるわけ？
俺もう落ちてるけど？
｢でもベクの彼女になる人はやっぱりすごく綺麗でかわいくてオシャレでスタイル良くて…っていう女の人なんだろうなぁ…いいなぁ…｣
BH｢あのさ ｢私もなりたぁい！！｣｣
BH｢は？｣
酔っぱらいの変なテンションで言ってるんだ
そうに決まってる。
わかってるけどでも。
｢ベクの彼女｣
そう言って目の前の女は今まで見せたことのないような妖艶さで微笑んだ。
BH｢じゃあ…なる？俺の彼女｣
｢え？なってもいいのぉ？笑 好きな子いるでしょ。｣
…そう言いつつも俺の肩に頭をのせてくるのってどういう意図？
｢ねっ｣
見上げてくるAは酒に目をうるませて頬がほんのり赤い。
BH｢っ！！｣
ッやべ。
理性飛ぶ所だった。
あぶねー…
目をそらしとかないとやばいな…
BH｢なに。｣
｢なんか冷たい…｣
BH｢そんなことないって笑｣
｢私はベクが好きなのにぃっ｣
BH｢っ｣
なんでそこでちょっと泣きそうなわけ…
…絶対好きだろ、俺のこと。
酔ってるテンションとかじゃなく言ってよ…
俺が避けてもこいつがひっついてくるから意味がない。
BH｢…もうどうなっても知らないから。｣
｢え？｣
ドサッ
次の瞬間俺はAを押し倒していた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 107人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆきんこ | 作成日時：2016年8月6日 10時
