君のチョイス ページ13
BH side
｢ちょっベクっ自分ではらうよ！｣
BH｢いいの、俺の好みだし俺が勝手に言い出したんだから｣
｢ダメっ！｣
BH｢いいんだって｣
｢ダメだってば！｣
BH｢あ、じゃあ今度なんか美味しいお店連れてってよ？ね？｣
何度言っても引き下がってくれなさそうだしでもここは俺が払うべきだから俺も譲れない。
｢…わかった。でもほんとにいいの？｣
BH｢…A。｣
何回も何回も確認してくるからしつこい、と軽く睨む。
｢ありがと…｣
どうせAのことだからまたベクのペースだ、とでも思ってるんだろうな〜
BH｢じゃあ次は俺の選んでくれる？｣
そういうと昨日のように一気に目がキラキラしはじめた。
｢任せてよ！｣
これはAの好みを知るチャンスだ。
お会計を済ませるとすぐにAに手をひかれていろんなお店をまわる。
今まで手に取った服から推測するとAはシンプルな服装がすきらしい。
ほぅ、じゃあ別に俺のいつもの服は嫌いじゃないってことね〜
｢あ、ベク！これがいい！｣
Aが手に取って持ってきたのは無地のシャツに無地のスキニー、それから赤いスニーカー。
BH｢俺の好み笑｣
｢あっ、ほんと？よかった！^ ^｣
BH｢じゃあこれにする｣
支払いを済ませて時計を見ると2時半
うーん、もうちょっとあそびたいかな〜
BH｢どうする？まだ2時半｣
｢じゃあ3階のカフェ行かない？さっき通った時看板にメニュー書いてあったんだけどすっごく美味しそうだった！｣
BH｢そういうのは見逃さないよね笑｣
｢当たり前じゃーん！｣
BH｢じゃあそこ行こう笑｣
｢やったーー！｣
そのカフェに入ってみるとまあ予想してたとおり女の子ばっかり。カップルばっかり。
テーブル上で手を握って話しているカップルもいる。
うわぁお大胆。
隣で周りなどお構い無しでメニューに真剣に目を通すA。
思わず笑ってしまった。
｢？なに？｣
BH｢いや、そんなメニュー睨みつけなくても逃げていかないから笑｣
｢えっそんな睨んでた！？｣
BH｢ここ、シワすごかった笑 不細工になっちゃうよ？笑｣
Aの眉間をつんつんとつつく。
するとぷーっとふくれて。
｢いいもん別にー。ベクに可愛いなんて思ってもらわなくてー｣
BH｢うそうそ、Aは今でも充分かわいい笑｣
｢絶対思ってないじゃん！！笑｣
BH｢あはははっ笑｣
そしてその後3時半に旅館にチェックインして部屋に案内されたはいいものの…
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作者名：ゆきんこ | 作成日時：2016年8月6日 10時
